今回は先ほどの記事とは系統の違う記事を書いていきます。
私は”人生というものは「死」を受け入れていく時間である”と思うのです。
生まれたという事実があって、人は「死」というものに向かって日々を生きている。
いつ最後の日が来るかはわからない。
細胞たちが生きている限り・・私たちは生かされている。
その事実の中で自分が置かれている環境や現実と向き合いながら人と付き合い、仕事をしたり、子どもを育てたり、親の介護をしたり、人生っていったい何なんだろう・・と考える。
私たち人間はとても多くの悩みや不安と共に人生上の楽しみや希望となるものを見付けようと必死に生きている。
今、取り組みたいものがある人というのは本当は幸せなことなのかもしれない。
何を取り組めばいいのかわからず、迷いの中にいる人の割合の方が多いのかもしれない。
年齢が40・50になっていくと親の介護と向き合う方も増えてくる頃ではないでしょうか。
80・90歳となる親御さんがいらっしゃる場合は、心の準備をすることも重要です。
しかし、準備ができておらず「まだ生きていて欲しい・・」と「死」を受け止められない人もいます。長生きしてほしい気持ちはとてもわかります。
わかるのですが、適切に「死」というものを受け入れることも人生においては重要だと私は思うのです。
生物学的な寿命は37歳前後だといいます。
さて、今年の我が家は親戚が数人あの世へと旅立ちました。
みなさん90歳を超えていましたら、激動の日本を支え、一生懸命に働いた世代の方々です。
本当にお疲れさまでした。と見送りました。
そして、今年もあともう少し・・と思っていた11月、私の祖母もあの世へと旅立ちました。
占星術的な話をしますと祖母は天王星双子座世代。つまり、天王星が双子座に戻ってきている今年はもしかすると・・と私は思っていました。
数年前に認知症の診断を受け、デイサービスを利用していましたが、今年の春から施設に入ることができたのも束の間。誤嚥性肺炎で入院してからはあっという間でした。
私の祖母は私からすると祖父、おばあちゃんからすると夫に早くに先立たれ、女手ひとつで私の母と叔父を育てたのですが、仕事とテレビ(野球が好きで中継を良く見ていた)の往復のような日々を今でも覚えています。
私の母も離婚をしていますから、小さい頃は祖母が母の代わりに色々な場所に連れて行ってくれた記憶があります。そして、祖母と母は性格が合わず、母はよくキレていました(^-^;
私から見てもおばあちゃんは趣味と言えるようなものはなく、おしゃれをすることもなく「人生楽しかったのかな・・」と別れ際に思いました。
早くに仕事を辞めたのはいいけど、仕事を辞めてすることが無く、日に日に認知機能が衰えていきました。そう思うと、自分のために着飾ったり、新しいことを始めたり、趣味と言えるものに取り組むなど人生を彩るスパイス的なものはいくつも持っていていいと思うのです。
今の世の中は本当に色々なものに溢れていますから、気になったもの、場所、なんでもいいのでやってみる、勇気をもって世界を広げてみてください。
その中から「これだ!!」と思えるものを見つける。
見付けられたらラッキーなんです。そして、続けること。これに限ります。
そう思うと私は「学びたい」「知りたい」という欲求が強いのでありがたいことですね。
そして、仕事と生活の往復の人生の中で好きな人、大切な人と共に生きている人はどうか、お相手様を思いやる声掛けを忘れないでください。
お互いに仕事で外に出ていると一緒にいる時間は一日数時間もない場合もあるでしょう。そのような生活スタイルの中でお相手を思いやることもままならない精神状態の場合もあるかもしれません。
なぜ一緒になったのかを改めて振り返ってみてください。
愛というものがどういうものかわからなくても、あなたとお相手は人生を共に歩み、協力し合い、お互いに成長していこうと魂同志が決めて今を共に生きているのです。
お互いに思いやり、労いあい、助け合い、共に生きる喜びを感じてください。
小さな愛が大きな愛へと成長していきます。
その波長は周囲にも伝わっていきますからね。
Tomomi










