【恒星占星術】恒星パラン

ご挨拶

こちらの記事にお越しくださいまして、ありがとうございます

Tomomi@tomomi_333489)です♡

そろそろ通常のホロスコープでは無い別の視点を取り入れようということで最近は様々なチャートを見ています。

今回の記事はここ数日の記事にも書いていた「恒星占星術」について今回はまとめていきます。

恒星とは・・

まず「恒星」と聞いて何を思い浮かべますか・・?

占星術で使う「惑星」とは違う所は、

「恒星」は太陽と同じく自ら光り輝いているということです。

私たちが住んでいる地球は太陽を中心とした太陽系に属しています。

太陽系において太陽のみが「恒星」です。

つまり、主に「恒星」とは太陽系外の星のことを指します。

夜、空を眺めるととても沢山の星々が輝いています。

青や赤、オレンジ、白・・様々な色で輝いています。

その光は光の速度でも何光年、何万光年という過去の光を私たちは眺めているのです。

占星術の始まり

占星術の始まりは様々な説がありますが、

5000年前の古代バビロニアにはすでに占星術が存在していたそうで、

推測できる資料として紀元前2500年から3000年頃の「バビロニア・タブレット」(粘土板)が現在のイラクで発掘されています。

この「バビロニア・タブレット」には占星術の記述が刻まれているそうでそのころから星を眺めて予測する技術はあったのでしょう。

それよりも古い時代からあったことが予測できます。

出はもっと古い時代とは・・?

バビロニアよりも古く紀元前5000年から8000年のシュメール王国の文献「ギルガメッシュ叙事詩」には星座に関する記述がされています。

もう一つ「ヘルメス文書」という古代文献があるのですが、ヘルメス学は4つのジャンルに分かれ「哲学・占星学・錬金術・魔術」があります。

この時から宇宙の創生や原理などの宇宙論とし占星学が重要な位置にありました。

このヘルメス学はいつ頃起こったものなのかをさかのぼるとアトランティス文明の遺産ではないかとする説が通説なのだとか。

ArtTowerによるPixabayからの画像

文献などをさかのぼると今を生きる私たちにはわからないことはもちろん沢山ありますから発掘されたものからの憶測にすぎないわけですが・・(古すぎてわからん!が正しいのかもね・・でもそれが今にも残っていることがすごいのではないかと考えます。ロマンというやつです。)

どの文明でも太陽や宇宙といった世界と繋がり暦を作り、生活に活かしていたのです。

Free-PhotosによるPixabayからの画像

古代エジプトと”星の知らせ”

Cesar SalazarによるPixabayからの画像

古代エジプトでも黄道に沿って36個の星座をつくるなど天文学が発達していました。

デンデラ遺跡にある女神イシスの誕生神殿の天井には全天の星座が描かれています。

古代エジプトの暦では1年は12か月あり、各月30日、10日恒星となっていて度の月にも属さない余分の5日を加えて365日とする「太陽暦」を使用していたそうです。

古代エジプトの季節は3つありました。

  • 土地が水に沈む洪水の時期
  • 土地が現れた田植えと成長の時期
  • 水が低く収穫の時期

毎年、ナイル川は定期的に氾濫するので毎年日の出直前にシリウスが昇ることを観測することで洪水の時期を予測していました。

古代エジプトはこの恒星シリウスを信仰していて、ギザの大ピラミッドはシリウスを重視した構造になっているのだとか。

シリウス信仰と反対に太陽信仰もあって両者の対立があったともいわれています。

星の観測とトレミー48星座

古代エジプトではシリウスなどの星を観測して予測することで文明を支えていたということがわかると思います。

シリウスの上昇が観測できなくては洪水が起きて人々の生活に影響しますからね・・

さて古代を離れて、

紀元前2世紀になるとトルコ出身の天文学者ヒッパルコス(紀元前190年から前120年頃)の観測によって星の位置をカタログ化した「星表」が完成しました。

肉眼で見えるすべての星の位置と光度を正確に観測し、そのうちの1080個の星を含む星表を作成し、46の星座が記録されています。

そして、肉眼で見える最も明るい星を1等星、最も暗い星を6等星のように6段階に分けて明るさの分類法の原型を作りました。(現在にも通じています)

2世紀前半になると、ギリシアの天文学者・数学者・地理学者のプトレマイオス(英語読み・トレミー)が当時の星座名を48に整理して「アルマゲスト」に記しています。

トレミーの48星座は今でも残っていますが、16世紀以降になると様々な星座が作られ最大時には130個にもなっていたそうな。

1928年に国際天文学連合の議会において88個と正式に定められました。

星座を作るのはもちろん、空に輝く恒星たちです。

古代の人々はこの恒星を眺め、天と地の繋がりを実感しながら生きていたのではないでしょうか。

現代を生きる私たちはあらゆる恵まれた環境でありながら、文明も進歩していると思いやすいのですが、実は後退しているのではないかと思います。

何度もブログで紹介しているのですが、「哲学と宗教全史/出口治明」には私たちは定住しだしてから脳の進化は止まっていると記述されています。(記事下にリンク貼ります)

歴史と共に大きなものから細分化され、様々な考え方が生まれました。

形あるものは細分化され、分けられていく。

光が分光され7色の虹色があらわれるように。

かつては性別がないとか個としての意識がなく銀河と通じていたとか言われていますが、下降した意識(ディセンション)をそろそろ上に戻していく(アセンション)タイミングに来ているのではないかと予測します。

それはこれまでにも書いてきた春分点のズレ風の時代からも読み取れます。

空を眺めることから平面のホロスコープをみたり、パソコン上のホロスコープだけをみるようになってしまった現代。

かつての占星術は実際の星を眺めることだったのではないでしょうか。

「恒星占星術」とは

「恒星占星術」は初めの方にも書いた通り、太陽のように光り輝く「恒星」を使う占星術です。

「恒星占星術」は古代の占星術であり、現代では新しい分野の占星術です。

ビジュアルアストロロジーと言われ、恒星との関わりを見ます。

人生を通してどの星からの影響を受けているのか、またどの星が魂の根底にあるのか(出身星のような)、この地球に生まれてきた意味や使命などを星を通して読み解きます。

恒星を作る星座には神話が残っており、星の意味を理解する上で非常に役立ちます。

恒星パラン「ともにある」/Bernadette Brady氏

星を見ること・・恒星占星術を取り組む上で重要なのは「恒星パラン」というものです。

この「恒星パラン」とは「共にある」という意味があります。

どの恒星との繋がりがあるかと見ます。

もとをたどれば、先ほども出てきた「プトレマイオス」など古代の人たちが考えたものですが、現代ではBernadette Brady(ベルナデットブレイディ)氏が64個の恒星と惑星の繋がりをまとめられたものです。

Bernadette Brady氏著書(下にリンク貼ります)

占星術界の巨匠・松村潔氏が様々な著書にて触れられています。(記事下にリンク貼ります)

恒星パランの出し方・見方

ここでは私が使用している出し方を書きます。

「astro.com」(astrodienst)を開いて「特殊チャート」を選択します。

「チャートタイプ」のプルダウンを開くと様々なものがあります。

今回はその中の「Parans according Bernadette Brady,PDF」を選択します。

出力すると2枚出てきます。

1枚目には太陽から土星・ノードのアスペクト表が表示されています。

黄緯のほかに、

以前紹介した「赤緯占星術」で必要な「赤緯」も表示されています。

合わせて読みたい☆「赤緯占星術」

2枚目に「恒星パラン」の表示がされます。

以下の表は私の「恒星パラン」表です。

数字を割り振っているので順番に見ていきます。

1・太陽と共に昇る恒星と共に沈む恒星について

水色で1と書いた場所は生まれた日、太陽が東の地平線から昇ると同時にどの恒星が昇ったのかと太陽が西の地平線に沈むと同時に沈んだ恒星について書かれています。

占星術ではASC(アセンダント)の場所は「魂が身体に入った瞬間の場所」つまり、

人生のスタートの場所を表します。

荒っぽくも純粋な人生への姿勢がここに現れます。

身体に馴染んでいるそのものの性質でもありますから、本人にとっては至って普通の感覚であったり、意識せずとも取り組める自分だけの力を示します。

人生という大きなくくりで見ますから、

生まれてから20代後半くらいまでの先天的な要素であったり、親や環境からの影響を示します。

今のあなたを創るすべての要素と考えても良いでしょう。

恒星占星術においてのASC(アセンダント)は「Rising」と表示されますが、

に表示されている「heliacal rising star(ヒライアカルライジングスター)」あなたがどのような意図をもって生まれてきたのか

純粋な魂としての道を示すものであり、使命・才能・能力といった元々持っている資質を示します。

そして、

占星術においてのDSC(ディセンダント)は他者との関りが始まる場所です。

ASC(アセンダント)の「個人」の力を使って他者と共同で何かをしたり、社会という大きな世界においてどのような形を表現したり、提供していけるのかを示します。

他者との関りにおいて発揮できる力でもありますが、自分と他者との差を知る機会でもあります。

自分と他者を比べると自分には何もないと思うかもしれません。

そうした心の中での葛藤や困難と向き合うことで本当の自分らしさを見つけていくことが出来るのでしょう。

あなたの内側にある大切な大切な宝物。

悩み、苦しみ、向き合い続けることで徐々に気付いていくあなたの本質部分を示すのが

1の2行目に表示されている「heliacal setting star(ヒライアカルセッティングスター)」となります。

Rising表向きの人生テーマだとしたら、

Setting裏側の人生テーマとも言い換えることができます。

私の場合ですと、

  • heliacal rising star Fomalhaut(表向きの人生テーマ)
  • heliacal setting star Denebola(裏側の人生テーマ)

となっています。

Fomalhaut(南の王・ロイヤルスター、魚座)

サイデリアルやドラゴニックで太陽が魚座になるとこれまでの記事に書いてきましたが、この恒星の力も大いに関わっていることがわかります。(いろいろなチャートから様々なポイントが発掘されるから一つのホロスコープでは足りないということもわかるかと思います。。)

Fomalhaut(フォーマルハウト)は水瓶のツボから流れている水の中にいる魚(みなみのうお座)を作る星です。

資料には

”芸術・哲学・霊的・詩的能力・形而上学などでの高いセンスを発揮。それらの能力によって社会的な地位を築くことになる。現世的なものを否定するとその応報を受ける。より高度な世界からのビジョンに支えられ指導的な存在になる人も。地上的な活動に対して嫌悪感が残るがそこで戦うと決意すれば能力が発揮される。信仰心強く、自然科学、学術分野での成功。勤勉。趣味を通じて共感を与えられる。”

とあります。

私たちを育む自然。包み込むような大きな愛情。

豊かで平和な世界になることを望むし、人生とはという哲学は昔から大好きな分野です。

導かれるようにこの世界にいるのもうなずけます。

Denebola(獅子座のβ星)

デネボラは獅子座のしっぽに位置します。

フワフワとした毛が他のものを欺くように巧みに操り、表ではなく裏で機転を効かして活動するというような意味から・・

”大胆不敵な姿勢を持ち、社会の本流から外れることに関係する。アウトサイダー。普通の生き方では満足できなくて、自分のやり方が可能な環境の方が力を発揮出る。精神的な支柱を得ていれば大きな能力になる。”

こうして主流ではない恒星占星術などに辿り着くのもこのテーマが関わっているのでしょう。

同じでは面白くないし、あらゆる可能性を見つけて楽しみたいと思うのであります。

2・出生図のアングルに重なる恒星

アングルというのは「ASC(アセンダント)・DSC(ディセンダント)・IC・MC」のことです。

通常のホロスコープでいえば下記の場所です。

  • 12ハウスと1ハウスの間
  • 3ハウスと4ハウスの間
  • 6ハウスと7ハウスの間
  • 9ハウスと10ハウスの間

2の項目は生まれた時間にその土地にラインが乗っていることを示しますからこの項目を出すには生まれた時間がわかっていることが必要です。

ある人と無い人がいます。

ここで示される恒星は通常のホロスコープにおいて直接的に影響を受け取り込んでいます。

アングルというのは外部のエネルギーを取り込むことができる隙間でもありますから、

恒星のパランよりも直接的な影響が示されます。

  • Stars at Natal Horizon or Meridian Schedar(Cul 0°18”)

私の場合ですと、出生図のMC(カルミネート)と重なります。

Schedar(シェダル)

カシオペア座の恒星。古代エチオピア王ケフェウスの妻でアンドロメダ姫の母・カシオペアが椅子に腰を掛けている姿。

”女王をシンボルする星で自分をあからさまに主張せず、節度と名誉ある姿勢によって支配力を発揮する。実際に行動するより、品位の良さを保ち、黙っている方が相手に対しては強い力を発揮する。特に女性の力に関係し、女性のホロスコープではストレートに出やすい。女性的な威厳。霊的な系統が背後から支える。”

とあります。

神話的には「口は禍の元」を描いているものですから、余計なことは言わないことを教訓に女性らしいふるまい、態度を通して醸し出す空気、雰囲気で伝えるようなイメージで消化。

私の場合、カルミネートしているので取り入れていくようになるし、

守られている意識を持つだけで強くもなれる気がしますね・・

ちなみに見える人に見てもらうと過去生は王女や神様から愛された人といったものを言われたことがありますから、そのことを思い出すことに意味があるのだと思います。

「3」以降の見方

これまでは人生全体に影響を与えている恒星について見てきましたが、

ここからは人生を大まかに4つに分けて見ていきます。

パラン一覧には

「Rising(上昇)・Culmination(天頂)・Setting(下降)・Lower Culmination(天底)」

の4つを組み合わせたものが表示されます。

  • コンジャンクション(重なる)のような繋がり

「Rise-Rise」「Set-Set」「Cul-Cul」「LCul-LCul」

  • オポジション(向かい合う)のような繋がり

「Rise-Set」「Cul-LCul」

  • スクエア(90度)のような繋がり

「Set-LCul」「Rise-Cul」「Rise-LCul」「Cul-Set」

3・Stars Rising<持って生まれた資質・20代後半まで>

何度も使用している下の画像ですが、ASC(アセンダント)は太陽が東の地平線から昇る場所です。

この項目には昇ってきた(Rising)惑星と恒星のパランが表示されます。

「1」の項目でも挙げたRisingの恒星と共に「重要な惑星と恒星の繋がり」が表示されます。

Risingに示される意識は元々持っているもの、

当たり前のように備わっている力とも読めますし、

スタートの意識が開かれていくことで次のステップへと進むことができると言ってもいいでしょう。

パラン表の「3」の項目を見ると

  • 太陽 月(Rise-Rise 0°21’)
  • 月 太陽(Rise-Rise 0°20’)、Vindemiatrix Set-Rise 0°15’)
  • 水星 土星(LCul-Rise 0°10’)
  • 土星 Deneb Algedi(Cul-Rise 0°13’)

となっています。

言い換えると

  • 太陽は月と共に地平線から上昇した
  • 月が下降したとき(地平線に沈む)、Vindemiatrixが地平線から上昇した
  • 水星が天底にあるとき、土星が地平線から上昇した
  • 土星がカルミネート(天頂)したとき、Deneb Algediが地平線から上昇した

となります。

実際に読むにはあらゆるホロスコープと合わせて読んでいくとホロスコープの情報に信ぴょう性が増すと言いますか、加点されて強調されていくような特徴が浮かび上がってくるかと思います。

ジオセントリック(通常のホロスコープ)を見ると、

太陽と月はカルミネートしていて同じ星座にあります。

社会的な場において私的な部分と公的な部分の差がなく、牡羊座の示す純粋で直感的な行動をすることで様々な体験をしようと決めて生まれてきました。

月の意識に入ることでもっと奥に眠る意識が昇ってきます。

それがVindemiatrix(ビンデミアトリクス)です。

この恒星は乙女座の恒星でラテン語で「ブドウを摘む女」という意味がありますが、収穫する・集める・結果を出すことに関連します。

純粋に惹かれるものを集めて満足するのでしょう。

私の月は9ハウスにあるので、好きな漫画家さんの描いた漫画は全て読む、全種類集めるなどしていました(;’∀’)

アスペクトでいうと金星ー冥王星オポジションと似ています。

恒星パランでは水星と土星はスクエアのような繋がりがありますが、

ジオセントリックのホロスコープには水星と土星のアスペクトはありません。

ですが、太陽視点のヘリオセントリックのホロスコープで見るとオーブ0で重なり、人よりも当たり前に出来ることとして表れます。

占星術を通して様々な視点(宗教・歴史・哲学・科学)を自ら学んでいるのはこのアスペクトに通じます。

水星が意識の底にある情報をキャッチしてそれを現実のものとして認識するために勉強する、研究すると言えます。

そして、土星がカルミネートするときDeneb Algedi(デネブアルゲティ)が上昇します。

形あるものにしようと土星の力を発揮しだすとDeneb Algediが顔を出します。

Deneb Algediは山羊座の恒星で知恵と勉強を表し、人のために知識を使いたい。

救世主になるための知識や知恵があることを意味しますがこの恒星だけでは行動力は無いとされます。

山羊座の支配星は土星ですから山羊座パワーが強いことになります。

どっしりと構えられるように継続して学ぶこと。

知識を習得し続けることになります。

これは人生の主軸になるものですから、学び続ける、またはそれを人に伝えていくことが重要となります。

4・Stars in Culmination<社会に打ち出すこと・20代後半から60代前半まで>

「3」の項目から意識が進化し次のステップへ移行します。

パラン表の「4」を見ますと

  • 太陽 Diadem(LCul-Cul 0°17’)
  • 水星 Capella(Set-Cul 0°19’)
  • 金星 Capulus(Cul-Cul 0°27’)
  • 火星 海王星(Cul-Cul 0°02’)、Canopus(LCul-Cul 0°05’)、Murzims(LCul-Cul 0°28’)
  • 木星 Ras Algethi(Rise-Cul 0°04’)
  • 天王星 El Nath(LCul-Cul 0°17’)
  • 海王星 火星(Cul-Cul 0°02’)、Canopus(LCul-Cul 0°22’)

全て書くと長くなるので簡単に書いていきます(;”∀”)

社会に打ち出す、社会に対する考えを示す場所に関わる惑星は太陽・水星・金星・火星・木星・天王星・海王星があります。

恒星も色々と関わるのですが、

太陽とDiadem(ディアデム)と関わり、

Diademは静かに犠牲を払う、犠牲者に寄り添う。

水星はCapella(カペラ)と関わり、

Capellaは自由と独立、向学心、名誉、保育。

金星はCapulus(カプルス)と関わり、

Capulusは集中力と行動力、困難と闘う力。

火星は海王星と関わり、これはジオセントリックでも重なっています。

ヘリオセントリックにすると離れているのが面白いですね。

火星はCanopus(カノープス)と関わり、

Canopusは死後の世界に関すること、新しい価値に導く、指導者。

Murzims(ムルジム)は伝える、説明する。

木星はRas Algethi(ラスアルゲティ)と関わり、

Ras Algethiは宇宙と大自然、自然体、自然な正しい崇拝。

天王星はEl Nath(エルナト)と関わり、

攻撃力を平和のために使う、追い求める。

惑星の力は現実の中で深く繋がることで恒星の意識が開かれていきます。

ただし、初めてのものが開くのではなく、

もうすでに持っている元々持っている、知っているものを思い出していくことになります。

思い出すためのきっかけが太陽系における惑星の力であり、

惑星の力が馴染むことで元々ある回路が繋がり、思い出していくという流れとなります。

5・Stars Setting<解放と余裕が出てくる・60代前後から晩年>

「4」の項目から成長した意識は力んだ部分を開放し、執着から逃れ、

心に余裕が出てくる時期に開かれていくことを示します。

「1」の項目で挙げたヒライアカルセッティングの恒星と共に影響のある惑星と恒星の繋がりが示されます。

ここは他者との関わりが始まる場所でもありますから、

個人ではなく大きな社会の中でどのような役割を担うのか、どのようなものを他者に与えていくのかということも言えるかと思います。

この意識に辿り着くには自分と他者、自分と社会への思いの中での葛藤から導き出される意識がここに繋がっていくのでしょう。

パラン表の「5」を見ます。

  • 月 Scheat(Set-Set 0°21’)
  • 水星 Murzims(LCul-Set 0°14’)、Alnilam(LCul-Set 0°18’)
  • 木星 Rigel(LCul-Set 0°02’)
  • 土星 Murzims(Rise-Set 0°04’)、Alnilam(Rise-Set 0°27’)

社会の中で様々な惑星の力を活用して広げていくのですが、人生の後半は意外とシンプルになっていく様子が描かれます。

「3」での始まりの意識を思い出していくのでしょう。

「3」と違う所は太陽がなくなり、違う恒星が関わってくることです。

Scheatは人生の土台となる知識や技術を学び、本質部分を見つけていく。

Alnilamはオリオン座の中央にある3つ星の中心の星で創造性や橋渡し、まとめて完成させることに関連します。

Rigelもオリオン座。学ぶこと、それを他者と分かち合うこと。隠された真実を求めて学ぶ、向上心。本を愛する人。

こうして細かくブログに書いているのも分かち合うためでもあります。

学びを深めていくことや真実を見つけてまとめ上げていこうとしているのかと思うととてつもなく大きな目標でもありますが・・

恒星とは惑星では比にならないほど大きな力を持っていますから大きな意識を持って取り組むことが大切ですね。

6・Stars in Lower Culmination<死後の世界・宇宙意識・ベース>

通常のホロスコープだと「IC」と呼ばれる意識の根底を示す場所です。

死後の世界に持っていくものであったり、元々魂の根っこの部分にあるものとも言えます。

この意識に辿り着くことで大きなサポートになってくれるでしょう。

ただし、ここは意識の底ですからどん底を味わうともいわれています。

パラン表の「6」を見ます。

  • 太陽 Mirach(LCul-LCul 0°11’)、Sirius(Rise-LCul 0°21’)
  • 金星 Procyon(Rise-LCul 0°23’)
  • 火星 海王星(LCul-LCul 0°17’)、Zosma(Set-LCul 0°15’)、Canopus(Cul-LCul 0°20’)
  • 木星 Rigel(Rise-LCul 0°06’)、Capella(Rise-LCul 0°21’)、Antares(Set-LCul 0°24’)
  • 土星 水星(Rise-LCul 0°10’)
  • 天王星 El Nath(Cul-LCul 0°16’)
  • 海王星 火星(LCul-LCul 0°17’)、Canopus(Cul-LCul 0°22’)

太陽はMirachとSiriusが関連し、

Mirachはアンドロメダの恒星。感受性が高く、自由と公平さを求める。

Siriusは日本人はこの恒星からの影響が強く神社の狛犬はSirius的な空間なのだとか・・神社と狛犬大好きです。意味は自己犠牲的で他者に寄り添うことや集団に働きかける拡張。

金星はProcyonと関連し、

Procyonは気が変わりやすいという意味がありますが、Murzims、Sirius、ProcyonならSiriusが強く表れます。

火星はZosmaと関連し、

Zosmaは獅子座の背中にある恒星。犠牲者に寄り添う、ヒーラー、癒すことに関連。

魂の経験の中にはヒーラーをしていたことがある。

木星はAntaresと関わり、

アンタレスは西のロイヤルスター。龍使いなのでいつも龍がいる。

現世的な欲求に埋もれず死を鏡にした浄化された魂の世界に向かう。

地球独自の護りが龍神だとすると網目のように地球を守り固めている。

他にも木星は恒星と関わりがありますが上の方でも意味は書いたので省略します。

「気付き」というきっかけ

私がこの恒星占星術をもう一度取り組もうと思ったのは自分がシリウスとの関連があるとふとした時に気付いたことがきっかけでした。

そのことを示すように、太陽とシリウスのパランがあります。

恒星占星術を知った時に調べた恒星の意味が暴力・残虐・事故・荒廃など怖い意味ばかりで前向きどころか恒星は惑星よりも強いから逃れられない後ろ向きな表現が多くゲンナリ・・

恒星=怖い(+_+)

とパタンと閉じてしまいました・・

それでも関連書籍は集めて持ってはいましたが・・(本を集めているあたり継続して学ぶにつながります)

怖いとどうにもモチベーションに繋がりませんでした。

気付きが変化をもたらし、どこと繋がりたいのか意図した時、

銀河と繋がろう、光も闇も元々は全て同じだとすると怖い意味も必ず良い方に転換できるはず。

時間はかかったけど、必要なタイミングが必ずあるし、

このことを通じて意識の変化やアセンションはあったと私は思っています。

シリウスとつながりがあることに気付いたけど、

恒星占星術ではどうだったかな?と振り返るためにもう一度見たら深い意識の場所にありました。

魂は輪廻転生してるし、死後の世界も存在してる。

この感覚はCanopusから来ているのでしょう。

過去の記憶、魂のベースには様々な情報が蓄積されていることがわかります。

これまで書いてきたことをまとめると

私はこの銀河で得た知識や経験(占星術やヒーリング、サイキック能力や人を導く)をもとに太陽や月の動きといった地球独自のサイクルである自然を感じ、感受性を働かせて感じたい。体感したい。

地球の歴史や哲学、宗教観、形而上学を学び、その学びを通して発信し、他者に教え、導いていく。

この世界にある真実を見つけるために学び続け、まとめていく。

しかし、一般的なものでは満足しなくて人とは違う分野であったり、違う方向性を選ぶ傾向がある。

これまではチャレンジしたくても出来なかったことに挑戦したいから本流から外れるといっていいかもしれない。

形があるものとして学んで伝えていくことは全ての意識の向上に繋がるのだ・・

といった感じでしょうか。

まだまだ勉強。これからも勉強。好きなことを突き詰めて学びつくしたいと思います!

恒星占星術(恒星パラン)からわかること

恒星の意識は思い出すもの。

思い出すことで宇宙という大きな意識の中でどのような役割を担いたいと思って生まれてきたのかがわかります。

宇宙という広大な世界から今多くの魂が地球に生まれてきている。

地球の変化をサポートするために。

個人的な使命でもあるし、宇宙全体のためでもあるのです。

恒星占星術でわかることは通常のホロスコープや太陽を中心とするヘリオセントリックの星読みを越えた

銀河意識へと進化させるための潜在的に眠っているもの呼び起こします。

あなたがこの地球に来てどのような意図を持って、

使命を全うしようとしているのか、

人生全体の流れと進化・成長過程、

気を付けると良いことや積極的に使っていきたい意識などがわかります。

3次元の地球的な意識から5次元・7次元へと意識を拡大させていく意識の転換点にある今。

地球だけでなく、宇宙のことも知っていく必要があるのでしょう。

私も宇宙意識を思い出すサポートして恒星占星術の鑑定を提供していきます☺

ということで、やーーーーっと書けました(;’∀’)!!

何日かかったのだろうか・・・

こんなに長い記事になるとは露知らず・・

これからは恒星について研究していこうと思っているので恒星と歴史上の人物などを題材に記事を書いていきます。

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ここまでお読みくださりありがとうございました★

 

自分の星を知り、自分らしい人生を創造していくためのお手伝いをさせて頂いております

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ABOUTこの記事をかいた人

おこしやす。Tomomiです♡ 西洋占星術を学ぶうちにあれよあれよと占星術師となり、哲学・物理学・宗教・心理学・数学・歴史・神智学など多岐に渡る書籍とにらめっこの日々。最近は洋書漬け。星の動きはInstagramに投稿中。こちらのブログでは気になった人のホロスコープを読んだり、感じたことなどの徒然を。 ”持って生まれたホロスコープには自分が体験したいと願ったことが秘められています。迷ったとき、自分の感覚に自信がないとき・・生まれた時の天空図には「生きていくためのヒントや方向性」が記されています。” 私は魂の意図を読み取り、鑑定書を作成しています。