占星術師のTomomi(@tomomi_333489)です。
今回の記事は「龍頭図の牡羊座0度と表:魂の成長段階と牡羊座から魚座のサイクル」について書いていきます。
龍頭図をなぜ、ドラゴンヘッド牡羊座0度にするのか?魂を表す??私なりの考え
先日、インスタグラム上で占星術に関する質問を募集しました。
すると「龍頭図をなぜ、ドラゴンヘッド牡羊座0度にするのか、それがどうして魂を表すのかがわかりません」という質問を受けました。
それから色々考えてみているのですが、まず基本的な考え方としてこの世にあるすべてのことを理論や根拠などから答えを出すことは出来ないことを覚えておかないといけません。
例えば、宇宙のことは95%のことは分かっていない、わかっているのは5%だけと言われていますし、生物がなぜ進化するのかといった考え方では10%しかわかっていなくて、深海の生物を探すと未知の生物が多く、毎年沢山の種類が新たに発見されています。
人間の脳でいうと、脳の働きはよくわかっていないことが多く、使っている領域も10%ほどだといいます。
つまり、わかっていないことが多い世の中で、占星術だけですべての答えを求めようと「絶対的に正しいもの」のみを採用するのは難しいと言えます。
ホロスコープ上にも目に見える事象と目に見えない領域があります。
例えば、目に見える物質なら牡牛座、目に見えない先祖から受け継ぐものなら蠍座のように。
これは私たちに目に見えることが全てではないと語っている根拠だと私は考えています。
現実だけではない、目に見えない縁や守りといった働きかけが確実にある。
だからこそ、人は救われたと感じたり、人とのご縁に大きな学びや喜びを体験したり、火事場の馬鹿力がとっさに出て危機を脱したり、奇跡と呼べるような出来事に遭遇することがあるのではないでしょうか。
で、先ほどの質問についてですが、
まず、ドラゴンヘッドというものがいったい何を表しているものなのかを考える必要があります。
ドラゴンヘッドは太陽と月の通り道の交点のこと。
ドラゴンヘッドはノースノードと呼ばれ、月の軌道が太陽の黄道を南から北へと横切る動きを表しています。
反対に、ドラゴンテイルはサウスノードと呼ばれ、北から南へと横切る動きです。
さて、ドラゴンヘッドは占星術では「魂の課題」や「人とのご縁」を表すポイントです。
ドラゴンテイルは「魂が養ってきた経験」です。
それはなぜか?
月は過去世の記憶・幼少期の記憶・感情や心を表し、太陽は今世の目的やなりたい姿を表します。
その月と太陽が交わる場所は「あの世とこの世の境目」だということが言えます。
三途の川のような場所ですね。
そして、ホロスコープという円は牡羊座から始まり、魚座で一つのサイクルを終えます。
牡羊座は生まれたての赤ちゃんに表され、魚座はお母さんのお腹の中、子宮にいる状態を表しますから、ドラゴンヘッドを牡羊座0度にするということは「この世に生まれてきた純粋な意図」を反映したチャートだと言えるのではないでしょうか。
AC(アセンダント)や牡羊座0度という場所は、物事のスタートであり、魂が入った瞬間ともいえる場所です。
アメリカの占星術師ノエル・ティルは「AP(♈Aries Point)」にある天体や感受点は外的・公的な形で大きな影響を持ち、働きかける力としています。
「AP(♈Aries Point)」とは活動宮0度のことです。
ちなみに「AP(♈Aries Point)」のオーブは前後2度。
魚座28度から牡羊座2度、双子座28度から蟹座2度、乙女座28度から天秤座2度、射手座28度から山羊座2度。
海外のサイトでも「牡羊座0度は重要なポイント」だと書かれています。
ホロスコープの円そのものが、魂の輪廻を表し、私たちは一つのサイクルを何度も何度も巡りながら今を生きているということが言えます。
ここまでの解説を読んでみても「なぜ、ドラゴンヘッドが牡羊座0度は魂といえるのか」がわからない場合は、なぜホロスコープは12星座なのか、円なのか(昔はインド占星術のように四角だった)、なぜ12星座の始まりは牡羊座なのか(意図的に牡羊座になったという説もあり)、魚座の示すものは一体なにがあるのか、牡羊座と魚座の違いは何か、蟹座・蠍座・魚座この3つの水星座の違いはどのようなものかを考える、同様に4ハウス・8ハウス・12ハウスの違いはなにか、射手座(9ハウス)と魚座(12ハウス)の信仰の違いを考える、魂とは自分なりにどのようなものだと思うかを考える、インド哲学や古代思想などの知識をつけるなど学べる方向・アプローチ方法は色々とあり、考えることができますので、疑問に思うことを大切に様々な方向から考えてみてください。
その取り組みがあなたの力になります。
ドラコニックの起源をたどる
先ほどの質問を受けて私は「ドラゴニック」を深く知るべく、海外の書籍を翻訳して読んでみましたが、「ドラコニックはトロピカルよりも古い」という記述を発見しました。
古くから「魂」を読む手法として用いられていたようです。
魂の輪廻転生思想は古くからあることがエジプト神話や死者の書などからもわかります。
西洋占星術に魂の輪廻思想が反映されたのは18世紀から19世紀にかけてのことのようです。
表:魂の進化段階・牡羊座と魚座のサイクル
現在、進化占星術の翻訳をしているのですが、ふと「魂の進化段階」や「牡羊座から魚座」というサイクルを表にしてみたらわかりやすいかもと思い、作ってみました。
この表の一番上の横軸は「始まりと終わり」を「横軸・線」で表現したものです。
この「始まりと終わり」は「生と死」とも言えますし、牡羊座と魚座・物質と非物質・身体と心と言い表すことができるものです。
この横軸は「過去・現在・未来」と言い換えることもできますね。
この横軸を更に円形に変えてみると、始まりと終わりが繋がります。
これは、波動の低いものが高いものに惹かれる(例えば、神社は神様の意識が投影されていますが、その意識の波動・エネルギーは高い。神社に行って体調が悪くなる場合はその近くに寄って来た霊的なものの影響を受けている場合がある。)こととも一致しますし、ホロスコープでいえば、魚座と牡羊座の境目であるAC(アセンダント)とも一致します。
地球では重力が働くので、上から下に落ちていきますが、エネルギーという目に見えないものも、上から下へと流れていきます。
これを円にすると上も下も、高いも低いも全て近しい場所にあるということが言えます。
↓参考記事note「神社参拝後の体調不良について」
[blogcard url=”https://note.com/tomo48_astrology/n/n4898829280aa”]「魂の進化段階」には4つの段階があります。
スピリチュアルや占いに取り組む人たちのすべてがスピリチュアル段階なのか?については「NO」と言えます。
「スピリチュアル・占い」というツールを使い、社会で生きていく力をつけていこうとしている(コンセンサス段階)人もいれば、独自の思想や手法を編み出したり、魂の進化のために独自性を高めていくため(個性化段階)に「スピリチュアルや占い」に携わる人もいる。
スピリチュアル段階の人は「もっと大きな視点で物事を捉え、魂という概念を理解でき、自然のサイクル、大いなる全てと共に自分の魂を進化成長させて生きようとする」だろう。
この段階の人は魂が求める欲もシンプルなものになっていて、何に取り組み、何をすればよいのか、抗うことのできない宿命的なものを受け入れているともいえる。
↓魂の進化段階についての記事
[blogcard url=”https://astorologylights.com/%e9%ad%82%e3%81%ae%e9%80%b2%e5%8c%96%e6%88%90%e9%95%b7%e6%ae%b5%e9%9a%8e%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/”]ということで、この画像を解説したいがために雑に書きましたが、、また何か伝えたいことが見つかったら書きたいと思います。
Tomomi