アインシュタインのサビアンシンボルと進化占星術と魂の進化成長

占星術師のTomomi@tomomi_333489)です。

今回の記事はアインシュタインのサビアンシンボルと進化占星術と魂の進化成長について書いていきます。

 

この記事の目次

前回の記事リンク

サビアンシンボルについてはこちらから

アインシュタインのサビアンシンボル

AC蟹座12度「メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女」

偏見のない素直な目線で純粋な心を具現化していく

他者が気付かないような隠れた可能性を追求していく

始めは評価されにくいが誰に何と言われようと自分の信念を持って大切にしたい価値観を守っていく

可能性を大切に守り育む

転生の記憶を探り自己開発していく

ドラゴンテイル獅子座3度「髪型をボブにした女」

従来の常識や年齢に左右されないで堂々と表現してい行く

常識や枠組みに縛られることなく自分のハートの声に従って生きる

ファッション、言葉使い、趣味、仕事など様々な方面で見た目も行動も華やかさがある

子どもの頃のような創造性を日常の世界で表現していく

天王星乙女座2度「掲げられた大きな白い十字架」

物質世界で機能する秩序や理論、価値基準を求める人

光の示す正しい道を歩めるような基準を持つ

独自の価値基準ではなく社会的な価値基準や科学的基準に従う

月射手座15度「自分の影を探すグランドホッグ」

グランドホッグが自分の影を見れば冬はまだ長引くという占いがある

先を予測する技術を身に付ける

占いなどで先を見越す

人類の発達に役立つ知識を勉強したり、研究する

自分が世界に出る時期を予測していく

火星山羊座27度「山の巡礼」

頂点となる目的地に向かって努力を惜しまず、苦しくても乗り越えていく

一歩でも前進する姿勢を忘れない

芸術・音楽・武術などの根底にある精神的な面を磨く、追及する

なかなか結果がでなくても諦めずに忍耐強さを発揮する

ドラゴンヘッド水瓶座3度「海軍からの脱走兵」

社会の常識や枠組みを越えて自由な発想を持つ

自由な生き方を好み、規律や管理の厳しい世界から逃げる

理想や夢をかなえるために挑戦する

自分で生きていくための力・技術を身に付ける

木星水瓶座28度「切り倒されのこぎりで切られた木は冬の薪として供給される」

切り倒される木のごとく潔い生き方

自立した生き方、独自の文化形成

自分の意志や目的を明確に集中していく

MC魚座13度「博物館にある刀」

自分の意志や目的に合う古くから伝わる教えや見本にしたいものと一体化して実践していく

所属している団体・組織のために献身的に働く

伝統を守っていくなど古くから伝わるものを現代に紹介する

良心を軸に人として正しい生き方を選ぶ

太陽魚座24度「人の住んでいる島」

人々と自然の融合(人類としての原点回帰)

自然環境と共に生きていることへの感謝

人間が持つ自然のリズムを大切にする

生きることを楽しむ心や自分が感じとっているものを表現する

リリス牡羊座2度「グループを楽しませているコメディアン」

人々を楽しませて元気を与える

物事を素直に学び取る

思考ではなく直感的な感性を大切にする

環境の中で観察し、学び取る力

人間の本質を見抜く力

水星牡羊座4度「隔離された歩道を歩く2人の恋人」

誰もいない場所で自分の好きなこと(創作や研究)に集中する

恋愛することで自分の見えていなかった部分が浮き彫りになったり、感情が豊かになる

過去のカルマを解消する事柄との関連

土星牡羊座5度「羽のある三角」

直感や危機察知能力を意識的に使っていく

受け取ったインスピレーションから瞬時に答えを手に入れて理解する

物事の本質を一瞬にして理解することは得意だが、理論的に説明することは苦手

抽象的な事柄を理解する力があり、哲学やスピリチュアルなど魂や心に関する情報に関わる

常識や一般的な価値観よりも自分の直感やインスピレーションを信じていく

金星牡羊座17度「2人のしかめつらした独身女性」

自分の内面と向き合い続ける

人間の心理傾向や女性の心理や感情について精通する

人と自分を比べて足りないものを補っていく努力をする

自分と他者の境界線を理解する

海王星牡牛座8度「雪がまだ降っていない時期のソリ」

来るべく未来に備えて準備をする

後で重要性が増すものに気付く能力

計画的に進めていく

日々、少しずつ継続して続けていく

冥王星牡牛座25度「大きく手入れの行き届いた公共の公園」

自分の能力を社会に還元していくことや安心や安らぎを与える人になるなど社会貢献がテーマのシンボルです。

自分の持っている能力を出し惜しみせずに社会の中で使っていくことで誰かのためになりますし、他者と共に喜びを感じたり、助け合うことでお互いに成長していくことができます。

また、専門的な知識の習得という意味もあり、牡牛座の表す能力の開発によって自らの力となり、豊かな生活を手にすることができることを伝えているシンボルです。

サビアンシンボル・自分にフィットするメッセージを大切にする

アインシュタインのサビアンシンボルはいかがでしたでしょうか。

サビアンシンボルというのは19世紀に占星術師であり、精神主義者でもあったマーク・エドモンド・ジョーンズと透視能力者であったエリス・フィラーによって生み出され、その後、占星術師のディーン・ルディアによって体系化されました。

しかし、必ずしもサビアンシンボルの中に当てはまる言葉全てが「自分に合うか」まではわかりません。

今はもう生きていない人・人生を終えた人だからこそ当てはめて考えることができるのであって、今を生きる人が参考にするのであれば「自分が感じる言葉」をチョイスすると良いかなと思います。

進化占星術と魂の進化成長

進化占星術について

今回の記事ではジェフリー・ウォルフ・グリーン提唱の「進化占星術」で読み進めていきます。

まず「進化占星術」とはなんですか?というお話は以前こちらの記事に書いていますので読んでみてください。

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進化占星術に関するサイト様を紹介いたします。

  • ジェフリー・ウォルフ・グリーンのエッセンスを教えている学校HP

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*本文の中で何度か「この本」として触れている本はこちらのことです。

  • 佐々木りささんによるSchool of Evolutionary Astrology公認日本情報サイト

こちらの本の翻訳者。

導入部分の動画講座もされていて、私も受講済みです。

  • ホ◻︎スコープ研究所の相原あすかさん

また、翻訳班と共に公式サイトに投稿されている内容を翻訳してくださったものをUPしたり、魂の成長や占星術、哲学やこの世に伝わる叡智について様々な角度からのブログに綴られています。

どのサイト様も進化占星術を学ぶことにおいてとても参考になりますので、興味のある方はジャンプしてみてくださいね。

進化占星術×アインシュタイン

魂の進化段階の推察

  1. 人間初期の学びまたは学びなおし(2~3%)
  2. 社会の中で生きる学び、家族、人間関係、社会性を身に着ける(75%)
  3. 個性化段階、個人力をつけていく(20%)
  4. スピリチュアル、目に見えないもの(世界)と共に生きる(2~3%)

以前、書いた記事の中に「魂の進化段階」について詳しく触れています。

アインシュタインについては「魂の設計図」において、「個性化段階の3区分目」であると書かれていますのでそちらを採用します。

前回のコペルニクスの記事でも書いたように、「3・個性化段階(天王星)」において「疑問を持ち、一般的なものから外れて自分の個性を高めていこうとする段階」「自分で発見すること」という部分に当てはまるということになります。

魂の成長段階についての補足リンク

➤魂の進化成長段階について

アインシュタインの魂について考える

アインシュタインの魂は「個性化段階」の三段階目にあたると本には記されていました。

その他に進化占星術において今生の進化を見積もる材料は下記となります。

冥王星の位置と進化の方向性

牡牛座11ハウス・蠍座5ハウス

冥王星とのアスペクトの多さ

太陽×冥王星60度・火星×冥王星120度・木星×冥王星90度・天王星×冥王星90度

ドラゴンヘッド・テイル

ヘッド水瓶座8ハウス・テイル獅子座2ハウス

逆行天体

天王星

牡牛座冥王星は自分の身体や生命を維持するために生きていく力を身に付けようとしてきた魂であることがわかります。

自分の内側にこもっていたところから、もっと深く広い世界があることを認識していくことが魂の学びの方向性です。

しかし、自分の安心できる領域から外の世界に出ることに恐怖や不安を感じやすく、現状を維持するために自分を誤魔化してしまう、または行動になかなか移せないということもあります。

自分を制限している考えに気付き、変わることを促しています。

私はアインシュタインのホロスコープを見たときに、「前世から学者だった」と感じました。

学者であり、科学に携わる変人・・マッドサイエンティスト的なイメージが浮かびました。

頭が固い・・というのは、決められた式や規則を守ることや長く同じ学問に携わる分にはとても良いと思うのですが、見えている世界は小さくなってしまいます。

アインシュタインの魂はもっと大きな世界を見てみたい、自分が思っている・考えていることを打ち破りたいという想いがあったのではないでしょうか。

進化占星術では90度は「新しい形で表現する段階」としていますが、アインシュタインは木星・天王星は冥王星と90度を取っています。

つまり、Tスクエアという葛藤の配置をしています。

天王星と冥王星のアスペクトは、

成長を拒んでいる感情・知識・肉体的、精神的愛着または執着を排除するレッスン

変容体験とより個性化を促す体験

と「冥王星 魂の進化成長の旅路」に書かれています。

また、木星と冥王星のアスペクトは、

没頭し、吸収することで直観力を伸ばす。

問うことでより大きな世界とつながり、自然と答えが降ってい来る。

他者の直感力を発展させることに一役買う。

自然の原理・法則を理解したいと願っている、それを他者に伝える。

とあります。

ここで起きる葛藤は自然な流れで太陽と火星に注がれます。

ちなみに、太陽と冥王星については、

特別に達成すべきことがある(魂的に)

創造の源と共に成長するかまたは分離していくのかの分岐点。

自分の創造力を具現化し、他者の発展、進化を助けることができる。

火星と冥王星のアスペクトは、

個人化の目的に見合った目標に向けてエネルギーを使う。

いかに高次(冥王星)の意志や目的に自分の意志(火星)を沿わせるか。

とあります。

太陽も火星もアスペクトは調和を意味する60度・120度ですから、魂の欲求と人生目的を自覚し、実現していこうとしていることがわかります。

経歴上は20世紀最大の物理学者ですが、人物の内面を見ていくとこれまで積み重ねてきた狭い範囲に風穴を開けるような宇宙的な視野を手にするために、牡羊座水星土星金星、魚座太陽MCという配置を選んできたのではないかと私は思います。

次は、以前コペルニクスの逆行天体記事に書いたものを貼り付けています。

天体の意味と逆行について

逆行は「考え直す・内省的・学び直し・繰り返し」という意味を持ちます。

しかし、通常の占星術ではトランジット・つまり、現在の星が逆行することに関しては言及をしますが、出生図においての逆行の概念は曖昧なことが多く、逆行を詳しく読み解く人はあまり少ないのではないでしょうか。

進化占星術における逆行には「考え直す・内省的・学び直し・繰り返し」を行うことによって「個性化」を促す作用があると考え、逆行をすることで「向かう先」があると定義しています。

「なぜ、個性化を促されなければいけないのか/個性化することを望み、その日を選んで生まれたのか」

を考えたときに浮かんでくる答えは「本体は肉体ではなく”魂”という存在だったことを思い出すこと」そして、「魂だった頃の”自分の意図”を思い出し、実現していくこと」

「創造の源」から分離した魂ははじめは「分離」という経験をしていきます。

その経験は「地球での生き方」を学んでいくのです。

地球での生き方を学び、ある程度の経験をしていくとふと思いだしたかのように

「あれ?なにか大切なことを忘れているかもしれない」

その違和感に気付き、自分の本質を見極めていくという経験をまた重ねていくのです。

その一つ一つの経験は紛れもない自分自身の魂に積み重ねられたものですから、誰かと競っても意味がなく、自分自身と戦い続けなくてはいけません。

出生図において逆行天体を持つということは「自分自身を振り返り、何か見つけ出したい境地がある」ことを教えてくれているのではないでしょうか。

周囲と同化するのではなく、社会に合わせるのでもなく。

もう周囲と合わせる段階は過ぎ去り、自分自身と深く向き合い、源に戻っていくための魂の意図を思い出す必要がある段階です。

出生図における逆行の向かう先は「♅天王星」。

つまり、個性化です。

個性化が進むということは「魂の進化を促進しようとしている」とも言えます。

「魂の進化」というのは「成長すること」ももちろん含まれますが、魂の源(創造の源とか魂の故郷)に「戻る/還る」と同義だと私は思います。

  • 土星 意識的になれる意識の境界線(ここまでは意識的に認識可能)
  • 天王星 個性化した無意識
  • 海王星 集合的無意識
  • 冥王星 魂そのもの・世代的な波動

では、天王星/個性化が進むと次はどうなるのかですが、海王星や冥王星へと進んでいくことになります。

冥王星まで戻ることができると魂としての学びも終わり、創造の源である出発点との統合となります。(上で書いた「戻る/還る」ですね)

天王星の逆行

天王星は逆行していますから、個性化をより進めたい魂の意図が読み取れます。

ホ◻︎スコープ研究所の相原あすかさんの逆行記事翻訳・天王星編のリンクをお読みいただきたいのですが、

まとめると

「天王星は個性化・個人化の強調。

人と違っているという感覚から周囲と同化しようとするが「自分」という一人の集団になる必要性があるので次第に集団から離れ、個性を尊重するようになる。

また、過去生を共に生きてきた一部の魂との再会を望んでいる。

いつまでも消えないことに注目し取り組む。何度も繰り返し浮かんでくる思考こそ行動に起こす必要がある。この思考は今いる現実の中で応用していく。

天王星には今世・過去世すべての記憶の内容が含まれている。

そして、自分の行動に責任を持つことを学んでいく。

魂は自分自身からさえも分離し、絶え間なく自分を観察しており、真の意味で深くかかわっていないかのよう。

自分自身と他の全ての事象を、感情的な繋がり抜きで眺めている。

それによって、客観視できるからだ。
 
魂の意図は、客観視、つまり自己知識であり、感情的な愛着による色付けや条件付けがされていない他の全てに対する知識である。
 
このような進化の過程を経て、魂は、進化の促進のために何をするべきか、また成長のために変更が必要な生活条件とは何かということにはっきりと気づけるようになるのだ。」

どうでもいい話ですが、わたしこのアインシュタインの写真がとても好きです☺

ここまでお読みくださり誠にありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

おこしやす。Tomomiです♡ 西洋占星術を学ぶうちにあれよあれよと占星術師となり、哲学・物理学・宗教・心理学・数学・歴史・神智学など多岐に渡る書籍とにらめっこの日々。最近は洋書漬け。星の動きはInstagramに投稿中。こちらのブログでは気になった人のホロスコープを読んだり、感じたことなどの徒然を。 ”持って生まれたホロスコープには自分が体験したいと願ったことが秘められています。迷ったとき、自分の感覚に自信がないとき・・生まれた時の天空図には「生きていくためのヒントや方向性」が記されています。” 私は魂の意図を読み取り、鑑定書を作成しています。