占星術師のTomomi(@tomomi_333489)です。
今回の記事は「8ハウスについて」について書いていきます。
牡羊座新月の8ハウスについて悶々と考えた話
牡羊座の新月は8ハウスで起こった。
そこから日々、感じてみているのですが、やっぱり牡羊座らしい勢いや真新しい空気に包まれた新鮮さというものよりも、自分の内面と向き合い、自問自答しながら目指す先を吟味する時間のように感じる。
新しいことしましょう、勢いに乗りましょう、スタートしましょうとはちょっと違う空気感。
それは私だけが感じているかもしれないし、人によってホロスコープの形は違うので現れ方は様々だとは思いますが、8ハウスという場所についてあれこれ考えてみたのでメモがてら残しておこうと思います。
8ハウスという場所は元々、目に見えない世界、特に霊的な部分に焦点を当てている場所で、外側からは見当がつかない場所。
見当がつかないから外側ではなく、内側で行われている場所ということになる。
目に見えない深い意識を探索することで得られるものは、光と闇のように物事の本質を突くものであったり、両極端な世界の中に存在するエネルギー。
例えば、7ハウスは対人関係やビジネスにおいてどのような人と関わる傾向にあるのかや他者に対してどのように接するのかを見るハウスのため、結婚を契約とするとこのハウスで傾向を読むことになる。
8ハウスは結婚から進んだ夫婦関係と言える。
お互いの関係が深まることで得られる信頼関係やお付き合いする頃にはあまり知ることもなかったような家系的に受け継いでいることや親族のことを表す一方で他者から受け取る不労所得なども表すハウス。
「価値観」で考えると、7ハウスは流行に左右される価値観だとすると、8ハウスは個人の価値観を高めていくハウスともいえる。
始めのうちは7ハウスの沢山の人が支持するようなファッションや感性を知ることで世の中の傾向を掴んだり、自分との価値観の違いを知ることができるけど、ずっと流行に流されていると「自分」がないままとなってしまう。
平等ではあるけど、そこには特徴的なものや個性はない。
しかし、8ハウスとなると独自の世界観で自分のファッションを楽しむ。
独自の世界観にどっぷりつかる姿は多くの人に支持されるものではなく、感覚が同じ人に限定される。
アスリートのことを考えるとどうだろう。
アスリートはそもそも人と関わることはあっても、同じであることや平等という意識ではその分野のトップには立てないので、結果を出すために自分自身と闘い続けなくてはいけない。
結果を出すというのは10ハウスや山羊座だとして、まず自分自身が本当にたどり着きたいことっていったい何だろうと自分と向き合う時間というのがこの8ハウスなのではないか?
と考えたときに、牡羊座の新月であったとしてもやみくもにスタートしようとか新しいことをしようがラッキーアクションなのではなくて、8ハウスの自分自身の本音と向き合うことを始めるなのではないかなと思ったのでした。
自分と向き合う以外だと、家系や大きな組織が長年積み重ねてきたネガティブなカルマ(癖になってしまっている行動や思考)なのかもしれないし(特にこの辺は歌舞伎界の話や世界の状況を見てみると明らか)、生と死について考える人もいるし、ご先祖様や霊的な世界に突如として興味を持つ人もいるのではないでしょうか。
そうやって、少しずつ自分に積み重なっている現実から目を背けず、真摯に受け止めて向き合うように伝えているのではないかと私は感じます。
これまでの過去は過去で変えることはできないですが、これからの未来は変えていくことができます。
今、自分が置かれた環境の中で一人一人がどうすべきかを考えて、選んだものが今後の自分、はたまた世界の道となります。
とても重要な決断の時だと感じます。
皆さまは4/1の牡羊座新月はどのように感じていますでしょうか。
Tomomi