この記事の目次
ご挨拶
こちらの記事にお越しくださいまして、ありがとうございます☺
Tomomi(@tomomi_333489)です♡
前回の記事では長々と6/21の夏至と蟹座新月<日食>のジオセントリック(通常のホロスコープ)からのメッセージを書いてきたのですが、
今回の記事ではタイトルにも入れているように蟹座新月<日食>のサイデリアル・恒星占星術・ヘリオセントリックからのメッセージを書いていこうと思います。
別視点から見たホロスコープにも様々なメッセージがあります。
好みに応じてチョイスしてください★
恒星占星術については今週中には改めて解説記事を書くことが出来たらな・・と思っております。
サイデリアル<日食図>
トロピカルとサイデリアルの違い
まず通常のホロスコープはトロピカル方式といって太陽の通り道である黄道上にある12星座(本来は13星座ともいわれる)を基準に見ているので太陽が牡羊座に入った時を春分点とし、そこから12星座を割り振っている形です。
12星座が基準のトロピカル獣帯がトロピカル方式
サイデリアルというのはインド占星術で使われていまして、
基準としているものが「恒星」であり、使う暦によって多少のばらつきがありますが、
インド暦制定委員長であるLahiri氏のものを使用しています。
地球という物質世界において生きるわたしを映す「トロピカル式」と
大きな宇宙の一部であるわたしを映す「サイデリアル式」といった違いがあります。
トロピカル式とサイデリアル式での春分点のずれは約24度あります。
蟹座新月<日食>サイデリアルホロスコープ
さて、こちらの画像やサイデリアル(Lahiri)で出した蟹座新月<日食>のホロスコープです。
アスペクトに関してはジオセントリックと変わりません。
変わることと言えば、
太陽が双子座にあり、その他の天体も星座一つ分ずつずれていきます。
冥王星と木星に至っては山羊座に入ったばかりの0度を示していますし、逆行中。
土星も山羊座の初期度数にある状態です。
海王星は水瓶座後半にあり、火星は魚座の1度にあります。
キロンは魚座、天王星は牡羊座、金星は牡牛座にて逆行中。
ノード軸は双子座/射手座の初期度数にあります。
オーブ2度で太陽と月と重なります。
水星も双子座にあります。
誰一人欠けてはいけない
「大きな宇宙の一部であるわたし」として、それぞれが役割意識を持って取り組むことで大きな宇宙の物語がさらに拡大していけると考えると誰一人として欠けてはいけないことになります。
私たちには元々どんなことも出来る可能性という大きな光を持って生まれてきています。
その力を使うも、使わないも全て自分次第ではありますが、
自分自身がこの世界で生きていくと決めて行動していくことでこれまでいた世界とはまた違った世界が創られていきます。
大きな光を宿した個々の力を発揮するにはどうすればよいのか・・
次の項目では太陽系の恒星である「太陽」のメッセージであるサビアンシンボルで見ていきたいと思います。
アセンダント 必要な意識は「調和と愛」
・サビアンシンボル天秤座26度「互いに入れ替わるタカと大きな白いハト」
高い目線から下界を見下ろすタカと愛と平和の象徴であるハト。
見えている世界を広げて、高い視点で物事を見下ろすような意識も大切ですし、
物質界を生きるには人と人との関わりももちろん必要です。
物質世界と非物質世界、どちらのバランスもうまく使っていく必要があります。
天秤座は人との交流が真に始まることを表しています。
その中で相手に合わせてついつい忘れてしまいがちなのが、
「自分」の想い。
自分を大切にすることで同じように他者のことも大切にできる。
天秤座の支配星は金星。
この金星は7ハウス牡牛座に位置しています。
この金星は拡大と発展の星・木星と120度を取ります。
自分が価値を感じること・元々持っている感覚、才能を他者に提供することで嬉しいと嬉しいが巡り巡って良い結果(果実・成果)となる。
能力のシェア
日食は双子座で起こり、サイデリアルだと星座が一つずれる形になります。
どちらが正しいというわけではなく、
「両方見ること・様々な視点を取り入れることに意味がある」と思うので書いてます。
「どちらがしっくりいくか」といった感じ方でも今どちらに傾いているのかがわかるかもしれないですね(*^^*)
・サビアンシンボルでは双子座7度「時代遅れの井戸」
自分の持っているものを他者のために使うことで活かすことが出来る・知識の共有・能力のシェアといった意味があるシンボルです。
井戸がある家・・というのはなかなか珍しいと思うのですが、元々家にあるという人も中にはいるでしょう。
現代は水道が通り、とても便利な世の中です。
ただ、井戸も使わなくては意味がないですよね・・
井戸の中には沢山の蓄えられた水があって、
それをくみ上げて使うことでみんなが喜ぶ。
みんなそれぞれの中に蓄えられた知識や経験があって、
その知識や経験はマネできるものでもありません。
自信をもって提供できた時、その知識や経験は意味あるものだったと気付くことができるでしょう。
太陽と月はドラゴンヘッドと重なり、
会話力を身に着けることや遊び心を大切に、好奇心のままに表現したり、
SNSを使って自分らしさをアピールしようといったシンボルの位置にあります。
私たちが向かう頂点の場所であるMCは獅子座に位置していて獅子座の支配星は太陽です。
・MCサビアンシンボルは獅子座4度「正装した男と角を刈り取られた鹿」
自信を持つ・堂々と表現する・知識と身体を使って実行していくといった意味があります。
誰もが生まれながらにしてこの人生で必要なものを持って生まれてきます。
自分の中にいつまでもいつまでも溢れ出てくるような情熱を使って、
自分にしかできない表現方法を見つけて輝こうとしています。
太陽系の中でも地球は特別な場所。
現実を動かすも、動かさないも自分次第ですが、
時間は過ぎ、どんなに抗っても進んでいく。
それなら前を向いて、胸を張って自分に自信をもって誇り高く生きていこう。
サイデリアルでは自分の持っている経験や知識を表現しよう・外に出そうとしています。
あなたが自信を持たないと先には進めません。
自分の人生は自分で動かしていくもの。
自分らしい表現の仕方で動いていこうと決めた人はぜひ!その道を進まれてくださいね(*^^*)
ヘリオセントリック<日食図>
次は太陽を中心としたヘリオセントリックの日食図を見ていきます。
これがまたインパクト大・・
この図は太陽が中心にあります。
太陽系の中心は太陽ですからその視点から<日食>を見たものです。
山羊座の方角に「地球(金星♀マークの逆)・月・金星・木星・冥王星・土星」がずらりと並びます。
山羊座の示す社会的立場・社会全体・縦社会・実績(キャリア)・基盤の見直しがどんどん行われ、
これまでは良かったとしてもこれからは次の時代の空気を取り入れていかなくてはいけない。
形あるものが変わっていくときを示します。
形あるものの見直しと変化への対応力を身に着けること。
私たちだけでなく、地球も生きている。
形あるものが変わる時。
それは社会だけでなく、地球という場所においても同じことなのでしょう。
地震や気候変動、災害・・逃げたくても逃げることは出来ないこそ
今ある環境に感謝しつつ、
今自分にできることに根気よく着実に取り組みましょう。
今ある幸せ、喜びを体感しよう。
身体の感覚を大切に味わいつくそう。
また、いつ何が起こるかわからないという点では「備えあれば憂いなし」ということで出来る限りの準備も必要です。
恒星占星術<日食図>
最後に「恒星占星術」から今回に日食についてみていきます。
太陽系において太陽は自ら光を発する恒星です。
太陽のように、
そして太陽以上にパワフルなエネルギーを持っているのが恒星です。
宙には沢山の恒星があり、
古代の人々は実際に瞬く宙の星々を見て天変地異を予測しました。
実際の宙を見上げることが少なくなってしまった現代。
占星術においてもパソコンでチャートを作成することができますから便利な世の中になったものです。
ただ、便利になったのは良いことではあるのですが、そこに胡坐をかいて空を見上げないのは良くない・・と考えます。
恒星パラン・・・ともにある
ここで使用するのは「恒星パラン」
このパランというのは「ともにある」という意味があるのですが、
詳しくはまた別記事にしたいと思います。
古代エジプトの占星術と言われ、
ギザにある大ピラミッドは恒星シリウスを重視した構造となっています。
シリウスが太陽より先に昇ってくるヒリアカルライジングするとき、
ナイル川が氾濫します。
そのことを知るため、そして時を知るために星を眺めていたのです。
ナイル川が氾濫することで土地が潤い、時期が過ぎると川の氾濫は落ち着き、
人々はまた元の土地に戻って作物を育て、収穫します。
宙を眺め、時を知り、自然と共に生きていた時代。
私たちが忘れかけている宇宙意識。
銀河に瞬く星々は私たちに常にメッセージを届けてくれている。
シリウスがヒライアカルライジングする時期は古代エジプト~紀元前3000年ごろでは夏至のころだったそうです。
今回は夏至チャートにおいてどのような恒星からのメッセージがあるのかを書いていきます。
日食のヒライアカルライジング・ヒライアカルセッティング
ヒライアカルライジング
ヒライアカルライジングとは太陽が東の地平線に昇る時にどの恒星が昇ってきたのかを見ます。
全体的なテーマを意味します。
牡牛座の右目あたりにあるアルデバラン
冬の夜空に輝くオリオン座の中央にある3つ星から上を見上げていくと赤く見える星がある。それがアルデバランです。
ギリシャ神話によると天界から下界を眺めていたゼウスが女性に恋をして白くてきれいな牡牛の姿になって女性に近づきます。
突然目の前に現れた牡牛に女性はびっくりしますが、まるで背中にお乗りなさいと言われているよう。
背中に乗った瞬間、すごいスピードで走りだし、海を渡り、たどり着いた先でゼウスはもとの姿に戻り、結婚を申し込んでその地で幸せに暮らした・・
という話があります。
この女性の名前はエウロパ(エウロペともいう)と言い、この名前をとってヨーロッパと呼ばれるようになったのだとか。
神話には星を知る手掛かりがあります。
特に恒星を理解する上で神話を知っておくと理解が深まります。
この神話から考えると自分の目で見たもの、価値を感じたものに一直線に進むことや姿を変えてでも手にしたいもの、達成したいことに向かって努力する様子、
相手を安心させたり、優しい表情や声で接するといった様子も連想されます。
自分の信念に誠実に取り組むことで手にしたい成果や形となることが示されます。
2000年での位置は双子座9度辺りなので、
サイデリアルだと太陽と月、ジオセントリックだと金星と重なります。
ヘリオセントリックだと射手座にある水星と向き合う位置にあります。
牡牛座の支配星は金星ですので、
金星のような価値や才能、価値を感じるもの、美を感じるものを引き出していくこと、五感で感じる喜びが人生を豊かにしてくれるでしょう。
ヒライアカルセッティング
ヒライアカルセッティングとは西の地平線に太陽が沈むときにどの恒星が沈んでいったのかを見ます。
こちらは裏にあるテーマを示します。
牛飼い座のアルクトゥルス
春から初夏にかけて夜空で最も明るい星で北の宙でオレンジ色に輝きます。
乙女座のスピカ・獅子座のデネボラと共に春の大三角を形作ります。
全天21個ある一等星の中でも4番目に明るい星です。
牛飼い座の正体があまりはっきりしていないそうですが、
ギリシャ神話の中でゼウス率いるオリンポス神族と闘って敗れた巨人族の話しがあります。
戦いに敗れた巨人族は奈落の底に落とされたのですが、その中でも高位であったアトラスは地上に残されたものの見せしめとして天を支え続けることになりました。
長い年月、天を支え続けていましたが、
見たものを石に変えてしまうメドゥーサを倒したペルセウスが通り、石にしてほしいと懇願します。
今も牛飼い座となって天を支えているともいわれています。
アトラスが石となった場所がアフリカ北西部のアトラス山脈であり、それ以降アトラス山脈から見える海を「アトラスの海」「アトランティックオーシャン」→「大西洋」と呼ぶようになったとか。
この話から引き出せる言葉として、
自分ではなく「誰か」といった対象のために戦う勇気持つものとか天と地を繋ぐような役割を担うとか人と人とを繋ぐといった意味が浮かび上がりますし、
これまで見えていなかったものがハッキリとわかることで落差を感じる、それでも解決の糸口は必ずあるといったことも当てはまるかと思います。
アルクトゥルスが示す場所は時間をかけて徐々に気付いていく場所でもありますから、
すぐには自分の役割であったり、物語の輪郭がはっきりとわかるまでには時間がかかるでしょう。
自分がどのタイムラインを選びたいのか決めて力強くその道を歩むことで心にも余裕が生まれ、
何となくわかってくるのでしょう。
自分が価値あるもの、好きなことを提供していてもそれは誰かの、そのまた誰かの・・と巡っていきます。
今現在は強制的に方向を変えて歩みだそうとしている段階。
新しい道に進んだとしても必ず解決策は見つかります。
自分の中にある光を信じて進もう。
そう伝えているように思います。
アルクトゥルスの2000年位置は天秤座24度。
サイデリアルだとアセンダント、ジオセントリックだと12ハウスのカスプに重なります。
自らの内側にある光を見つけて信じて進もう。
恒星占星術は恒星だけを見るのではなく、
惑星を通して開いていく感覚であったり、重要なポイントに絡むものを含めて人生を通してどのような恒星からのエネルギーへとシフトアップすることが可能かを示しています。
今回ここに書いた恒星は蟹座新月<日食>時に大きな影響を持っているもののみを書いています。
ー あなたにあったメッセージ ー
今回は通常のジオセントリックのホロスコープに加えて、
サイデリアル・恒星占星術・ヘリオセントリックと見てきました。
どのホロスコープも沢山のメッセージを持っています。
何度も言いますが、
どれが正しいとか正しくないというものではなく、
自分に合ったメッセージをチョイスして受け取ってくださると嬉しいです(´艸`*)♡
ここまでお読みくださりありがとうございました★
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19:00 明日の星の動きや新月上弦満月下弦の記事
お楽しみに( *´艸`)