★生まれた時間は大切?生まれた時間が示すものとは

 
 
こんにちは☺
占星術師のTomomiです。
 
 
今回の記事は「なぜ、出生時刻が必要か」について書きたいと思います。
 
 

宗教観の背景・・

西洋占星術は名前の通り「西洋」で発展したものです。発展した地域では、人が生まれる瞬間に洗礼を受けるという宗教的な価値観があるため、時間をきっちりと記録していたそうです。
 
洗礼時刻と生まれた時間にずれがあったら「あれ?神様のご加護が無い時間がある・・・」となるということですかね。
 
 
場所が違えば価値観も変わるわけで・・
 
 
日本では生まれた時間がメジャーではないため、母子手帳が無いからわからないといったことももちろんあります。
 
しかし、時間はとっても大切です!
簡単に言うと「地球という場所には時間という概念があるから」ですが、、そのことについて詳しく書いていきたいと思います。
 

時間がなぜ必要なのか

クライアント様の中には
 
「わからなくて、、」「だいたいこの時間」
 
という方は多いです・・
 
 
しかし、、西洋占星術では生まれた時間と生まれた場所はご本人様の持ってこられた星を読み込む上でとても重要な情報となります。
 
 
なぜ、必要なのか簡単に言ってしまえば、活動したい場所を特定するハウス区分が使えなくなるからです。(占星術の技法の話になります)
 
 

「ハウス」には意味がある

このハウスというのは、ホロスコープ(円)を12等分したものです。
 
12個に分けられた場所に天体が入ることで、それぞれの活動場所が人生の中で際立って現れたり、自分が主張したくなる場所を表します。
 
 
↑この図を見て頂くと12に分けられていますよね?(画像が粗いのはご愛敬ということで・・)
12個に分けられた場所には一つ一つ意味があります。
 
 
 
例えば、「3」は初等教育や近くへの移動。
反対側の「9」は高等学校以上の専門的な教育や知識、海外。
 
というように場所によって示す事柄が変わってくるのです。
 
 
つまり、ここが分からないと、、
 
人生の中でどの様なテーマを主に体験したいのか
最終的な方向性や自分の役割が分からなくなります
 
 
占星術の用語で言うと、アセンダント(1と12の間)、MC(6と7の間)など、その反対側となる場所の位置が定まらないため、人生上のテーマがわからなくなるのです。
 
となると、とても限定的な部分でしかホロスコープを見ることが出来ないのです。
 
 
もちろん、天体の位置だけでもわかることはわかるのですよ・・わかるのですが、より具体的なものを見ていくことが難しくなるのです(´;ω;`)
 
なので!
なるべく、正確な出生時刻をお願い致します
 
 

地球は動いている

生まれた時間がなぜ必要かについて語ってきましたが、他にも理由はあります☺
 
 
ホロスコープは地球を中心にして見ているからというものも挙げられます。
 
皆様もご存知の通り「時間」という概念があります。
 
 
その時間を私たちに教えてくれているものが身近なものでいえば、朝を知らせる太陽と夜空に輝く月・・
 
地球は太陽の周りを一年かけて周り、月は地球の周りを☽約28日かけて周ります。
 
 
このように、時を刻み、知らせるものがある世界にいるわけです。
 
「時間」の中で私達は日々生活をしていることが実感できるかと思います。
 
 
ここで時間を感じてみて欲しいのですが、1分であっても同じ場所、同じ人、同じことを行う時間はほぼ無いに等しいのでは無いでしょうか。
 
 
地球が動いているということは、「ハウス」の項目でも記したように、スタートを示す「1」の場所も動くことになるのです。
 
 
時間にする4分に1度ずつ移動して、2時間で星座を移動します。
月は1日に約13度動き、2日半で星座を変えます。
 
 
 
例えばですが、、
 
もっと身近なことで考えてみますよ☺
 
「〇月〇日 予定:●●●」と、予定を組んだとします。
 
ですが、当日になってイレギュラーなことが多発して時間がずれてしまい、用事がずれ込んだ結果、予定していたことが行えなかったということはないでしょうか?
 
この少しのずれですが、予定していたことをいつ行うのか、それは今日なのか明日なのか明後日なのかはっきりしたことがわからないように「生まれた時間がわからない」と予定を絞る(何をしたいのか、どの分野?一人で?みんなで?)ことが難しくなってしまいます。
 
日々、どんなに小さな単位であっても動き続けているのが地球です。
 
全く同じ日は存在しないように、時間が変われば状況が変わっているように読み解ける意味合いも様々となります。
 
 

時間が変われば意味も変わる

上でも軽く触れましたが、生まれた時刻が変われば、見ていける要素も変わってしまうのです。
 
 
1日、1分として全く同じ時間を過ごすことがないように、地球も日々、自転して動いています。
体感しずらいことですが、同じ場所で留まるということは無いのです。
 
 
地球に生きている以上、地球での活動内容を見ていこうとするならば「時間」はとても重要なものです。
 
 

視点を変えれば時間は不要

さて、先ほどは「地球視点」で「地球には時間という概念がありますよ」というお話をしてきました。
 
 
この地球視点というのは、いわゆる「天動説」のことを指します。
しかし、現在では「天動説」ではなく「地動説」が一般的ですよね。
 
 
昔は地球視点の天動説が主流だったのはわかるけど、地動説が広く浸透しているのにホロスコープは天動説のままなのか・・・という疑問が出てきます。
 
 
占星術には様々な読み解く技法があり、その問いを解決するものが存在します。
 
 
上記のような占星術では時間を必要としませんし、大昔は恒星占星術が主流だったのではないかともいわれています。
 
 
 
その辺の詳しい話は別の機会として、この記事で伝えたいことは「自分が地球でどのようなことを体験したいと決めてきたのか知りたいなら生まれた時間は重要です!!」ということです。
 
 
どうしても分からないけど、自分の一面を知りたいという方は大体なら分かるということを理解しておいて欲しいと思います♪
 
 
私が思うことは、地球で活動する場合、時間で12個に区切られる「ハウス」は重要な部分だと感じています。
 
ですから、なるべく出生時刻を記した母子手帳は探していただきたいですし、母子手帳を探す行動すらも「自分自身の原点に戻る」ことの出来ると私は思います。
 
自分への親御様からの愛や様々なものを受け取れる素敵な機会になるのではないでしょうか。胸が熱くなりますね♡
 
 
中には「母子手帳は無いと言われたのに探してくれていた」という心温まるエピソードはたくさんお聞きしています。
 
「生まれた時刻がわからない!」という方はぜひぜひ、親御様との思い出の共有のような時間を取ってみてはいかがでしょうか?
 
物理的に無い場合もあるかと思いますが、病院で足や手につけてもらうタグ昔のアルバムが出てきて書いてあったという場合もあるかと思いますので聞いてみるのも一つかと思います☺

 

以上「生まれた時間は大切?生まれた時間が示すものとは」でした!

ここまでお読みくださりありがとうございました★

次の記事でお会いできることを心待ちにしております。

Tomomi🌈✨
 

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ABOUTこの記事をかいた人

おこしやす。Tomomiです♡ 西洋占星術を学ぶうちにあれよあれよと占星術師となり、哲学・物理学・宗教・心理学・数学・歴史・神智学など多岐に渡る書籍とにらめっこの日々。最近は洋書漬け。星の動きはInstagramに投稿中。こちらのブログでは気になった人のホロスコープを読んだり、感じたことなどの徒然を。 ”持って生まれたホロスコープには自分が体験したいと願ったことが秘められています。迷ったとき、自分の感覚に自信がないとき・・生まれた時の天空図には「生きていくためのヒントや方向性」が記されています。” 私は魂の意図を読み取り、鑑定書を作成しています。