「月は欠損を表す」と天文知識に当てはめて考えてみる

占星術師のTomomi@tomomi_333489)です♡

本日の記事はマドモアゼル愛先生が言及されている「月は欠損を表す」について最近私が読んだ本と繋がる「月について」書いていきます。

この記事はこのような人にオススメの記事です/

  • 「月は欠損を表すというけどしっくりこない人
  • 「月についてあまりよく知らない」
  • 「天文学的なことを知りたい」

 

「月は欠損を表す」(マドモアゼル愛先生)

2018年マドモアゼル愛先生のこの言葉は占星術界に衝撃を与え、沢山の占星術師がこの言葉に反応を示しました。

”月は欠損を表す”

私自身に当てはめて解釈するとこの言葉はとてもしっくりきます。

わたしは太陽・MC・月共に♈牡羊座ですから自分でもあまり自覚があるようでないのです。

太陽は目指したい姿、MCは到達したい場所。

月は欠損だとすると「自覚があるようでない」といった自分の感覚にフィットしますが、これまあくまで私は(私が持っているチャートでは)という一個人的な感覚です。

月というのは元々、過去生や過去の記憶、感情の起伏、母親の姿などを現していますが、現在は月星座の流行していますから月星座を知っている人も多いのではないでしょうか。

占星術を学ぶ者としては「月星座」を生きることは生きていく力にはなりますが、過度に信じこみ、月だけを意識すればよいのかということには疑問が生まれます。

月星座だけでなく、占星術はあくまでも全ての惑星との掛け合い(アスペクト)によって生み出される強弱から物事を考えなければいけません。

ですから、私は月星座だけを過度に信じることは危険ですよと言いたいです。

この考え方は間違いでもなく、その解釈に繋がりそうな知識を以前紹介した本で見つけました。

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月に存在する「冷たい闇の世界」

この本によると、月には「永久影」という太陽の光が当たらない場所があり、その場所の気温はなんと!!

マイナス238度!!

一体どれくらいの寒さなのかすらわからない、伝わってこないですよね・・

この気温は冥王星の平均表面温度よりも低いそうです。

わたしが思う「月星座」について

「月星座」が知られるようになってもうずいぶんと経ちますね。

このブログをお読みくださっている方ならご自身の月星座を知っている人も多いのではないでしょうか。

月星座というのは一つのエンターテイメントであり、本来の占星術ではありません。

というのも、

西洋占星術では、生まれた時の月日、時間、場所の空をかたどったホロスコープを出します。

月だけでなく太陽、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星だけでなく、

小惑星、恒星といった宇宙にある星々を私たちの中に在るとみなします。

大宇宙という外の世界があり、私たち個人の中には小宇宙という内側の世界がある。

先ほど、月には太陽の光が届かない「永久影」の存在を書きました。

太陽から近いはずなのに光が一切届かず、遠く離れた場所にある冥王星よりも冷たい場所が存在しています。

月と冥王星には占星術の意味としても似た部分はあります。

月は「感情、過去の記憶、過去生、潜在意識、集合的無意識、不安定な部分」を表し、

冥王星は「死と再生、変化変容、魂や人生を変容させる、カルマ、潜在意識」です。

どちらも魂にセットされた記憶が内在する「深い領域」です。

月と冥王星はどことなく似ている部分があるということは、

軽い(エンタメ的な)気持ちで月に触れてはいけないとも思うのです。

冥王星には人生のずれを修正するような、私たちの意志ではどうにもならない大きな力という破壊と再生の力が働きます。

この働きに近いものが月には閉じ込められていると考えることができます。

月は冷たく、冷え込んだ部分が存在し、私たちがそれぞれ持つ月には触れたくない隠したい冷たく悲しい心がある。

月は心理学でいうところのインナーチャイルドと呼ばれるのも、幼少期の深い記憶を内包しているからでしょう。

冥王星のようにここを触れることで破壊と再生が促され、これまでの自分とは違う自分になっていくプロセスが刻まれている。

つまり、自分と深く向き合う意思が無ければ月の扉を開いてはいけないと思うのです。

月は私たちが生きる始まりの意識ですから、幼少期の悲しい記憶や思い出したくない記憶もあるでしょう。

辛い感覚を呼び起こしたくなければ、エンタメ的な「月星座」に触れないことです。

例えば、月星座を謳った商品を手にしても開運には繋がりません(;’∀’)

月はその人の心の安定・精神の土台ですから、プラセボ効果はありそうですがね・・開運までの効果は難しいかと・・

月のアスペクトがどのような特色があるかをご自身で分かった上で使っていくには問題ないのですが、妄信的になるのは避けた方が無難でしょう。

ようは、月のアスペクトによってうまく使える人(開運のような)と現実の中で見過ごしていた心の中にある感情やトラウマなどに気付くきっかけになる人もいるということです。

まあ、しかし月というのは神秘的で心奪われる存在なことに違いはありませんから、多くの人が惹きつけられる存在ですよね。

マドモアゼル愛先生の言葉

マドモアゼル愛先生は以下のようなことをブログでおっしゃっています。

”出来るのと思うのとは違う月が求めるものを現実にする力は月には無い”

”どんなに起こっていて感情を爆発させても月が牡羊座にあれば喧嘩が苦手なのです。”

ただ、月に実現する力が無いかというとそうでもないです。

月9ハウスにある私は9ハウスの示す英語や勉強、冒険が好きな幼少期を過ごし、月土星120度のおかげか努力してなんぼの精神で学ぶことが好きです。

ただし、月牡羊座で火星海王星と90度なので、気分屋だったりしますが・・(^^;)

先生の言うように喧嘩や怒りを爆発させるのは苦手なのと寝たら忘れますね(笑)

まとめ

この記事のまとめ
  • 月には太陽の光が届かない「永久影」がある
  • 「永久影」は冥王星の平均表面温度より低い
  • 月と冥王星は似ている部分「冷たい部分」が存在する
  • 不意に心の奥底にあったトラウマなどを思い出すことがあるかもしれない
  • 月星座はその人のチャートのアスペクトによって現れ方が違う
  • 月星座は自分と向き合う(感情や心、体質を知る)ことには有効ですが自己完結する可能性がある
  • エンタメ的(おまじない、開運などを謳うもの)な「月星座」には注意が必要
  • 月はいつの時代も神秘的な存在

以上、「月は欠損を表す」について月の知識本と合わせてご紹介させていただきました。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました★

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ABOUTこの記事をかいた人

おこしやす。Tomomiです♡ 西洋占星術を学ぶうちにあれよあれよと占星術師となり、哲学・物理学・宗教・心理学・数学・歴史・神智学など多岐に渡る書籍とにらめっこの日々。最近は洋書漬け。星の動きはInstagramに投稿中。こちらのブログでは気になった人のホロスコープを読んだり、感じたことなどの徒然を。 ”持って生まれたホロスコープには自分が体験したいと願ったことが秘められています。迷ったとき、自分の感覚に自信がないとき・・生まれた時の天空図には「生きていくためのヒントや方向性」が記されています。” 私は魂の意図を読み取り、鑑定書を作成しています。