コペルニクスを進化占星術で読んでみる③・逆行天体の方向性編



占星術師のTomomi@tomomi_333489)です。

先日は「進化占星術で読むコペルニクス②」という記事を書きました。

まだお読みでない方は記事のリンクからどうぞ☺

前回の記事「進化占星術で読むコペルニクス②」

 

前々回の記事「進化占星術で読むコペルニクス①」

 

進化占星術の参考書籍・リンク

進化占星術とはジェフリーウォルフグリーンによる「魂の進化」を読み解く占星術です。

魂の設計図

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冥王星: 魂の進化成長の旅路

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*本文の中で何度か「この本」として触れている本はこちらのことです。

Jeffrey Wolf Green Evolutionary Astrology: EA Glossary: Guiding Principles of Jeffrey Wolf Green Evolutionary Astrology

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  • 佐々木りささんによるSchool of Evolutionary Astrology公認日本情報サイト

こちらの本の翻訳者。

導入部分の動画講座もされていて、私も受講済みです。

  • ホ◻︎スコープ研究所の相原あすかさん

また、翻訳班と共に公式サイトに投稿されている内容を翻訳してくださったものをUPしたり、魂の成長や占星術、哲学やこの世に伝わる叡智について様々な角度からのブログに綴られています。

どのサイト様も進化占星術を学ぶことにおいてとても参考になりますので、興味のある方はジャンプしてみてくださいね。

その他にも・・

マウリース・フェルナンデス(師はジェフリー)による進化占星学(意識の進化の占星術)を大旗ハルミさんによる講座などもあります。

コペルニクスのサビアンシンボル

サビアンシンボルについて

前回からの補足説明から始まりますので読みたい箇所からお読みください。

進化占星術×コペルニクス

魂の進化段階の推察

  1. 人間初期の学びまたは学びなおし(2~3%)
  2. 社会の中で生きる学び、家族、人間関係、社会性を身に着ける(75%)
  3. 個性化段階、個人力をつけていく(20%)
  4. スピリチュアル、目に見えないもの(世界)と共に生きる(2~3%)

以前、書いた記事の中に「魂の進化段階」について詳しく触れています。

この記事内の「3・個性化段階(天王星)」において「疑問を持ち、一般的なものから外れて自分の個性を高めていこうとする段階」「自分で発見すること」という部分に当てはまるのではないかと推測します。

「自分で発見する」ために様々な大学に通い、その後は叔父の勧め通りに聖職者となりながら、個人的な趣味として天体観測をすることは個人の力を高めていく動力になったのではないでしょうか。

魂の成長段階についての補足リンク

私の前世の師匠である愛美さんの記事がわかりやすいです。

➤魂の人間としての経験値

コペルニクスが生きた時代背景

社会的・文化的・政治的な背景を推察することはその人の価値観にも通じています。

コペルニクスは1453年の東ローマ帝国滅亡からちょうど20年後に生まれる。

東ローマ帝国の滅亡は中世の終わりを意味し、キリスト教的宇宙観から、人間中心の宇宙観へと人間の意識が大きく転換を遂げていく時代の真っただ中を生きたのが、コペルニクスであった。

歴史の世界では西ローマ帝国が滅亡した476年から1453年の東ローマ帝国滅亡までを中世と位置付けているが、この約1,000年間は人類にとっては暗黒時代であり、科学でほとんど進歩のなかった時代である。(*一部・下部リンクより引用)

地動説で知られるニコラウス・コペルニクスの業績と生涯

1400年代を生きた人々はジャンヌ・ダルク、レオナル・ド・ダヴィンチ、ミケランジェロ、コロンブス、ヴァスコ・ダ・ガマ、マルティン・ルター、ヘンリー8世など。

日本では室町時代(応仁の乱などの時期)にあたります。

この頃、ヨーロッパでは封建社会の崩壊と共に黒死病(=ペスト)の流行によって人口が激減したようです。(その人数はヨーロッパの人口の1/3とも2/3ともいわれています)

前回の続きから始まります

前回の記事では「ドラゴンテイル・ドラゴンヘッド」に注目して書いていきました。

ドラゴンテイルは魂の進化成長欲求を満たすために行った過去の行動を、ドラゴンヘッドは進化欲求を達成するための道筋を表していました。

今回の記事は「コペルニクスを進化占星術で読んでみる③・逆行天体の方向性」です。

これは進化占星術ならではの視点なのではないかなと感じています。

天体の意味と逆行について

逆行は「考え直す・内省的・学び直し・繰り返し」という意味を持ちます。

しかし、通常の占星術ではトランジット・つまり、現在の星が逆行することに関しては言及をしますが、出生図においての逆行の概念は曖昧なことが多く、逆行を詳しく読み解く人はあまり少ないのではないでしょうか。

進化占星術における逆行には「考え直す・内省的・学び直し・繰り返し」を行うことによって「個性化」を促す作用があると考え、逆行をすることで「向かう先」があると定義しています。

「なぜ、個性化を促されなければいけないのか/個性化することを望み、その日を選んで生まれたのか」

を考えたときに浮かんでくる答えは「本体は肉体ではなく”魂”という存在だったことを思い出すこと」そして、「魂だった頃の”自分の意図”を思い出し、実現していくこと」

「創造の源」から分離した魂ははじめは「分離」という経験をしていきます。

その経験は「地球での生き方」を学んでいくのです。

地球での生き方を学び、ある程度の経験をしていくとふと思いだしたかのように

「あれ?なにか大切なことを忘れているかもしれない」

その違和感に気付き、自分の本質を見極めていくという経験をまた重ねていくのです。

その一つ一つの経験は紛れもない自分自身の魂に積み重ねられたものですから、誰かと競っても意味がなく、自分自身と戦い続けなくてはいけません。

出生図において逆行天体を持つということは「自分自身を振り返り、何か見つけ出したい境地がある」ことを教えてくれているのではないでしょうか。

周囲と同化するのではなく、社会に合わせるのでもなく。

もう周囲と合わせる段階は過ぎ去り、自分自身と深く向き合い、源に戻っていくための魂の意図を思い出す必要がある段階です。

出生図における逆行の向かう先は「♅天王星」。

つまり、個性化です。

個性化が進むということは「魂の進化を促進しようとしている」とも言えます。

「魂の進化」というのは「成長すること」ももちろん含まれますが、魂の源(創造の源とか魂の故郷)に「戻る/還る」と同義だと私は思います。

  • 土星 意識的になれる意識の境界線(ここまでは意識的に認識可能)
  • 天王星 個性化した無意識
  • 海王星 集合的無意識
  • 冥王星 魂そのもの・世代的な波動

では、天王星/個性化が進むと次はどうなるのかですが、海王星や冥王星へと進んでいくことになります。

冥王星まで戻ることができると魂としての学びも終わり、創造の源である出発点との統合となります。(上で書いた「戻る/還る」ですね)

では、次にコペルニクスの出生図において逆行している天体を見ていきます。

コペルニクスは天王星・海王星・冥王星が逆行しています。

天王星の逆行

私は魂の成長段階の推察において、コペルニクスは「3・個性化段階(天王星)」に当たるのではないかと書きました。

この天王星は逆行していますから、個性化をより進めたい魂の意図が読み取れます。

ホ◻︎スコープ研究所の相原あすかさんの逆行記事翻訳・天王星編のリンクをお読みいただきたいのですが、

まとめると

「天王星は個性化・個人化の強調。

人と違っているという感覚から周囲と同化しようとするが「自分」という一人の集団になる必要性があるので次第に集団から離れ、個性を尊重するようになる。

また、過去生を共に生きてきた一部の魂との再会を望んでいる。

いつまでも消えないことに注目し取り組む。何度も繰り返し浮かんでくる思考こそ行動に起こす必要がある。この思考は今いる現実の中で応用していく。

天王星には今世・過去世すべての記憶の内容が含まれている。

そして、自分の行動に責任を持つことを学んでいく。

魂は自分自身からさえも分離し、絶え間なく自分を観察しており、真の意味で深くかかわっていないかのよう。

自分自身と他の全ての事象を、感情的な繋がり抜きで眺めている。

それによって、客観視できるからだ。
 
魂の意図は、客観視、つまり自己知識であり、感情的な愛着による色付けや条件付けがされていない他の全てに対する知識である。
 
このような進化の過程を経て、魂は、進化の促進のために何をするべきか、また成長のために変更が必要な生活条件とは何かということにはっきりと気づけるようになるのだ。」
 

とあります。

コペルニクスは仕事と天文学の仲間以外との交流はほとんどなく、自らの知性の発達と天文観測による結果をもとに自分なりの考え方を深めていくことに人生を費やしています。

人生をかけて取り組んできたことを晩年になりまとめていくのですが、それは今生だけの意志ではなく魂に蓄積された願いであり、取り組みたいことの1つだったのではないでしょうか。

1529年頃から「地動説」について論考をまとめ始め、推敲と加筆を繰り返していたが出版するつもりはなかったようです。

この1529年はコペルニクス56歳の時です。

天王星は約7年ごとに1つの星座を巡るのでざっくりと計算してみると56歳頃はホロスコープのMCと天王星が通過し、出生図の双子座土星と重なる時期です。

10ハウスは成果や目標・キャリアなどを表す場所ですから、長く取り組んだ知識の集大成をまとめたい想いとまとめることによる様々な事柄を考えると「やっぱりやめよう」という心境に何度もなったことが伺えます。

しかし、コロコロと移り変わる心境の変化と共に仲間・弟子の助言があったからこそコペルニクスは自身の成し遂げたいことを明確にすることができたのだと思うのです。

「個」でありながら、共に歩む「仲間」がいることはとても心強かったことでしょう。

「”自分”(魂)を生きる勇気」を仲間から教えられたのだと思います。(7ハウス太陽・水星)

海王星の逆行

天王星が「個性化」であるなら、この海王星は「集合的無意識」を表しています。

ホ◻︎スコープ研究所の相原あすかさんの逆行記事翻訳・海王星編のリンクをお読みいただきたいのですが、

まとめると

「海王星は意識の起源と本質そのものと関連している。

海王星は私たちが神または女神と呼びたい何かと通じ合っている。

海王星逆行は生まれた社会や文化がどんなものであれ、そこから発せられた現世の価値観に定義づけられた人生の本当の目的を構成する何かに対してじわじわと拒否または反逆していくような意識や魂と相互に関連してくる。

海王星逆行の潜在的な欲求は”人生の究極の目的”を発見し、実現することにある。

その究極の目的は現世的な価値観ではなく、時間を超越した価値観と繋がっている。

”人生は無意味なもので溢れている”という深い実存的虚無感(なぜここにそんざいするのだろうか、わからないままここにいる孤独感)を内面で繰り返し味わっている。

これは魂が霊的な人生に究極の目的を与える何かに身を捧げると決心するまで続く

海王星は集団の意識とも関連している。

海王星逆行は集団意識や無意識の両方からの影響に敏感になる。

海王星はまた、睡眠や眠っている間に見る夢とも関係している。
 
起きている間に取りこんだあらゆる情報を浄化することで魂の安定が図られる。
 
 

海王星逆行には睡眠障害を持つ魂も中にはいる。もしくはある一部の人は、四六時中眠る必要のある感覚と繋がることがある。」

天王星が「個性化」であるなら、この海王星は「集合的無意識」を表しています。

と、上で書きましたが、個人の魂に置き換えると海王星逆行は「魂が身を捧げたいと思えるほどの究極の何かを人生を通して発見すること」だということがわかります。

天王星逆行の解説の前にもこのように書きました。

「魂の進化」というのは「成長すること」ももちろん含まれますが、魂の源(創造の源とか魂の故郷)に「戻る/還る」と同義だと私は思います。

「戻る/還る」ためには、肉体以外のなにか(魂)があるということを受け入れる必要が出てきますし、自分自身と向き合うことで核心を得ていくのでしょう。

文字で書くとすごく短くていかにも「すぐ」とか「簡単そう」に思えるのですが、「人生をかけて学んでいく」のですから自然と時間は必要となります。

コペルニクスは天王星の個性化に引き続き、海王星も逆行をしていますから、その当時の宗教観と地球中心説はコペルニクスにとって拒否や反逆心があったのではないかと推測します。

「世間に抗う気持ちをどうにか確かめたい」その思いが長年の観測記録として彼を行動させたように思います。

「面白そう!」と思って消化していくたびに謎の満たされない感覚や孤独感が襲ってきて、これでもかと求め続けた様子が浮かびます。

冥王星の逆行

天王星が「個性化」であるなら、この海王星は「集合的無意識」、では冥王星はというと「魂そのもの」を表しています。

ホ◻︎スコープ研究所の相原あすかさんの逆行記事翻訳・冥王星編のリンクをお読みいただきたいのですが、

まとめると、

「人口のおよそ半分の人々の出生図で冥王星は逆行をし、現状に何らかの形で疑問を投げかけている。

この疑問は進化の観点からして必要なことで個々が疑問を持ち深い意識と向き合うことは人類全体の成長を可能にする。

冥王星の逆行は魂や創造の源に戻ろうとする欲求やより一層加速された方法で進化しようとしている。

そして、”自分のやり方”で取り組まなくてはいけない。

可能な限り深いレベルで向き合うプロセスを通じて外部活動から退く必要性を促す。」

天王星が「個性化」であるなら、この海王星は「集合的無意識」を表し、冥王星は「魂そのもの」です。

冥王星というのは「その人の魂が慣れ親しんだ事柄」でもあるため、冥王星が逆行することで「慣れ親しんだことから退く」という経験をすることで「創造の源」への回帰意識の認識やそのために今何をすべきなのかという究極の自分の中に眠っている真実を見つけ出す必要があるのだと思います。

翻訳記事を理解するには少し難しいのですが、満たされている感覚と満たされない感覚。

これらはどこから来ているのか。

深く自分自身と向き合っていく必要があって、それは今生だけでは足りないのかもしれないし、今生終わることなのかもしれない。(冥王星逆行があるからといって統合とか源に戻るとは簡単にはいかないと思います。)

コペルニクスの場合、冥王星も逆行していますから今生は個性化を進め、魂や創造の源に戻っていく道筋を模索し始めていく段階に入ってきていることがわかります。(進化占星術で読む①にも書いています)

紫の枠内に書いたことの中で「自分のやり方で」と書いています。

これまでコペルニクスの魂が積み重ねてきた経験で今生に必要ならば「自分のやり方」として現れてくるでしょう。

徹底して自分自身と向き合ってきたからこその人生の成果が「天球の回転について」だと思うと胸アツですね。

「創造の源」に関する書籍リンク

「創造の源」という単語が進化占星術(魂の設計図や冥王星において)では出てきますが、一体どういうものなのかはリサ・ロイヤルのチャネリング本「プリズム・オブ・リラ」を読むとわかりやすいかと思います。(しかし、この本も少し難しさはありますが・・)

プリズム・オブ・リラ―銀河系宇宙種族の起源を求めて

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今回はここまで

今回は逆行天体についての解釈を書いていきました。

進化占星術では逆行の向かう方向性というものがあり、どこに向かうかが明確にあります。

それは魂という輪廻に対して統合・回帰していくといった考え方があるから結びつけて考えることができるのだと思います。

また、ジェフリーは「魂の進化成長段階を考慮しないと占星術で得たアドバイスも無意味なものになる」と「魂の設計図」において語られています。

私も魂についてや魂の成長段階があることによってアスペクトの捉え方にも影響があると思っていたのですが、このように体系化されている進化占星術に触れる機会を作ってくださった翻訳者の佐々木りさ様及び、翻訳班と共にスクールに掲載されている内容を翻訳されている相原あすか様には感謝してもしきれないほどです。

この進化占星術で読み進める記事を書くにあたってお2人には助言を頂きました。

本当にありがとうございましたm(__)m

あすかさんの記事を読みながら思ったことを書いていきますと、私自身は土星から冥王星まで逆行をしています。

幼少期の記憶というのが鮮明に残っているタイプで4~5歳の頃には「自分は何かをこの世界でするために生まれてきた」という感覚があります。

それと同時に「また生まれてきてしまった・・」という感覚もありました。

これは天王星逆行ですかね。

天王星逆行には「一部の魂との再会を望んでいる」とあるのですが、実際に私は前世の師匠や仲間たちとの再会をこの数年で果たしています。

「何か足りない」を埋めるためにしてきたことは今振り返ると一貫していて「歴史・星・英語」を学ぶことが多かったです。

海王星の解説にもあるように”無意味なものに溢れている”という感覚もすごくわかります。

人生の中に本当に必要なことというのはほんの一握りのことだと思っていて私には今を生きているようで生きていないような感覚が強くあって、その中で世の中の動きと自分の心の動きの対比をしてみてその差が大きくて世間と合わないという感覚が大きくあります。

「合わない」からといって息苦しいとか生きにくいという訳ではなく、、

また、私は火星海王星合を持っているのですが個人的に「睡眠アスペクト」だなと思ったことがあったのですが、海王星逆行に眠るという意味があったのですね・・!私は時間さえあれば寝るのですごくわかります。

冥王星の逆行に関しても小さいことから星を眺めては「還りたいな・・」と思っていたので回帰欲求が現れていたのだな・・と気付きました。

ここまでお読みくださりありがとうございました☺

Tomomi



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ABOUTこの記事をかいた人

おこしやす。Tomomiです♡ 西洋占星術を学ぶうちにあれよあれよと占星術師となり、哲学・物理学・宗教・心理学・数学・歴史・神智学など多岐に渡る書籍とにらめっこの日々。最近は洋書漬け。星の動きはInstagramに投稿中。こちらは実例を読んだり。。 ”持って生まれたホロスコープには自分が体験したいと願ったことが秘められています。迷ったとき、自分の感覚に自信がないとき・・生まれた時の天空図には「生きていくためのヒントや方向性」が記されています。” 私は魂の意図を読み取り、鑑定書を作成しています。