占星術師のTomomi(@tomomi_333489)です♡
本日の記事は「土星回帰(サターンリターン)~人生の転機~」について書いていきます
土星について
[blogcard url=”https://astorologylights.com/%e8%a9%a6%e7%b7%b4%e3%82%84%e8%aa%b2%e9%a1%8c%e3%82%92%e7%a4%ba%e3%81%97%e3%80%81%e5%8f%96%e3%82%8a%e7%b5%84%e3%82%80%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%a7%e5%a4%a7%e3%81%8d%e3%81%aa%e6%88%90%e9%95%b7%e3%82%92/”]30歳前後・人生の転機が起こりやすい時
人生の中で「29歳前後」に起こる「土星回帰(サターンリターン)」は、これまでと同じ生き方から「自分の人生と向き合い、実現化していくために努力する」ことへとシフトしていくタイミングがあります。
両親や家庭環境といった後ろ盾ともいえるべき場所から本当の意味で自立心を育てていく時期とも言えます。
この「土星回帰(サターンリターン)」とは、生まれた時の土星(出生図)に今の空の土星が戻ってくることです。
土星の周期は約29年ですから、だいたい30年ごとに起こることになります。
単純計算で29歳・58歳・87歳。
平均寿命で考えると87歳、3回目のサターンリターンを迎える人がいるのか、いないのかといったところですね。
その中でも特に今夏は29歳前後についてを書いていきます。
この時期は結婚・出産・転職・退職など人生の中でも大きなイベントごとを迎えやすい時期ですから、大人意識を育て責任ある立場を築いていくことになります。
人生の中で転機を迎えやすい時期
- 29歳前後
- 年齢域の切り替え(26歳からは太陽期、36歳からは火星期)
- 36歳から43歳
内面的成長が促され、試され、「辛い」と感じやすい時期です。
➤「年齢域」についてはこちらの記事をご覧ください
私の土星回帰(サターンリターン)
私の土星回帰は29歳の時でした。
土星回帰の真っただ中の時期は子ども関連の役員になったり、忙しく過ごしていたように思います。
土星回帰は冬だったので次の春からは娘も小学生になり順風満帆と思いきや。
入学後しばらくしてから娘の不登校が始まり、自分の中の価値観をどんどん作り替えていく時期となりました。
今でこそ「行きたくなるまで待とう」とか「時間を変えて行ける時だけ」といった考え方がありますが、娘の時は周囲の理解はまだまだ得られず「そういう人も中にはいる」という程度だったので学校側からも「連れてきてください」「スクールカウンセラーに相談しましょう」といった案内のみでした。
学校に連れていくと「教室に入りたくない!」と振り切る力はとても強くてどうしたものか・・と悩むのですが悩んでいても次の日は来ますし、娘とゆっくりと話をしたくても日々の普通の生活をしていると「なぜ行きたくないのか」という深い部分まで聞くことができなくて私はどうしたらよいのか困り果てていました。
どんなに悩んでいても翌日昇ってい来る太陽・・
しかし、そのような日々を過ごす中で少しずつ私の中でも「なぜ」と思う部分と向き合うことになります。
「学校行くのは当たり前」という価値観があったことに気付くことができましたし、これまで「一般的」とか「当たり前」という概念と向き合うことになりました。
この時のトランジットを見ていると土星は逆行しながら出生図の土星の度数にもう間もなく重なるという時でした。
ある時、子どもが生まれた時に友人から頂いた育児書をふと思い出します。
「この先生の本を探してみよう」
そう思って出会った本が「ひといちばい敏感な子」です。
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私が持っている本とはデザインが変わっていますが、読んだとき「これだー!!」と納得いくことが多く、私にはない「なにか」を理解することができました。
友人から頂いていた本は以下。
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夏休み中はもちろん学校に無理やり連れて行かなくて良いので、ゆったりとした時間を過ごすことで娘の中でもちゃんと戦っていることに気付きます。
夏休み中は極力「学校」という言葉を使わなかったのですが、八月の中旬にもなれば自然と言わないといけなくなるので会話の中で学校の話をそれとなく入れてみたりしていました。
「わかってる。でも行きたくない。」
その漠然とした”なにか”との闘いに小さいながらに向き合っているのだなとわかりました。
本に書いてあったことを実践しつつ(実践したことは生活リズムの徹底、悪いことをしたときに叱るのではなくなぜダメなのかを教える、諭す、怒ったときに冷静になる時間を作るなど)、夏休みがもうすぐ終わろうとしている頃、私は決心します。
「よし!一人で学校に行けないなら、とことん一緒に付き合おう」
この夏休み期間のトランジットは逆行しながら出生図の土星と重なり、逆行を終えています。
(ネイタル射手座土星9度トランジット合にて逆行終了)
星の動きとは不思議なものですね。
振り返りながら自分自身と向き合う時間をちゃんともたらしてくれていた。
夏休みという期間と重なっていたことはとても大きかったです。
夏休み明けからは毎日一緒に学校へ行き、娘が授業を受けている間は後ろに席を作ってもらい、離れても大丈夫な時は廊下の椅子に座って本を読んでいました。
この時よく読んでいたのはアロマやハーブの本です。
毎日同じ行動ができること、毎日健康で仕事や学校へ行けることってなにも当たり前なことではなくて、凄いことなんだとこの時気付いたのです。
それが当たり前のように社会は求めるけど、何一つ当たり前なんてことはない。
娘が何と闘っていたかは学校に行くとすぐにわかりました。
娘は小さくても「人間性」を重視します。
これは4歳くらいに気付いたことですが、小さくても子どもであってもその人をしっかり見ます。
表面ではなく、奥深い部分にあるその人自身を見るのです。
ちなみに占星術を少しずつ学び始めたのは24歳頃なので、この時期は色々なブログや本を読んでいたのですが・・過ぎてみないと気付けないことってありますね(^^;)
自分がこうしよう!と決めてからは凄いもので、同じような状況にある仲間ができたこと。(これはクレイドルの恩恵だと個人的には思います。)
それはそれは心強く、その時は太っていたのでお昼ご飯を持って行かなかったのですが、友人が持ってきてくれたお味噌汁とおにぎりは心の底から温かかったです。
その後、3か月ほど一緒に学校生活を過ごすことになります。
徐々に、途中から帰っていいよと言ってもらえるようになり、3年生になる頃には一人で行って帰ってができるようになりました。
この時思ったのは「空が綺麗」なこと。
毎日移り変わる空を眺めては美しいな、今日の空気は綺麗だなとかこれまでは素通りしてしまっていた世界を味わうことができました。
5ハウス射手座土星らしいエピソードなのでは?と個人的に思います。
子どもを通じて普段は素通りしてしまっていたこと、固定概念に気付き、精神的な成長を遂げた時期でした。
というように、私の土星回帰は精神的にも肉体的にも大きく成長する時間となりました。
その頃にインディゴとかレインボーチルドレンという言葉やスピリチュアルという世界を知りました。
そして、2017年に出生図の天王星とトランジットの土星が重なった時に占星術師になるきっかけをくれた人と出会い、占星術ブログを書き始めます。
ブログを書き始めたことで「占星術師にならないか」とお声を頂き、頑張る!と決めた時の空は、出生図の火星・海王星に土星が重なった時です。
そして、今に至ります。
この経験から「頑張って社会に合わせようとしていた自分」に気付くことができました。
それまではなにか目的があるはずなのに見つけられなくて悔しくて生きるって一体何なのだろうと沢山考えた時間がありました。
それがすべて結びついていったタイミングだったと今なら思います。
土星回帰ー他者ではなく自分自身と向き合うー
私の場合は娘を通して精神的・スピリチュアルの世界を知っていくことになったのですが、土星回帰は生きている人なら誰もが迎えます。
「このままではいけない」とわかってはいても、心と現実、理想と現実がうまくかみ合わなくてもどかしい時期のように感じます。
ジェフリーの「冥王星 魂の進化成長の旅路」のP.9にはこのように書かれています。
「人生の序盤である28~30歳頃までは過去の進化とカルマが反映された状況を生きることに費やされるが、サターンリターンが近づくにつれ、人生における現実や条件付けに制限感やフラストレーションを感じたり、落ち込んだりする。
過去が凝縮されて反映される時期であるのと同時に、新しい進化のサイクルが浮上する時期。
過去と未来(魂の進化意図)が人生の中で衝突し始める時期。」と。
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これまでの生き方(前世から学生・社会人)とこれからの生き方(未来)がぶつかる時期だからこそ、しっかりと向き合うことで出生図の土星の意図を思い出し、今後約30年の生き方が変わっていきますし、さらに次の土星回帰からの生き方へも大きな影響を与えていくことになるでしょう。
土星回帰は人生の岐路に立つ時とも言え、自らその道を歩む勇気や自立心を育てていく時期なのでしょう。
今回の記事はここまでです
土星回帰の時は私は本当に辛い日々、トンネルの出口がわからない日々だったのですが、今ならわかるのは「明けない夜はない」ということ。
どんなに悩んでいても次の日は来る。
その中で自分でゆっくりと自分と向き合う時間を確保するのか、辛い状況に耐えるのかは自分の選択。
「生きている」ただそれだけでいい。
社会の中にいると「何か出来なきゃいけない」と思いやすいけど、まずは「生きる」「生きている」という実感を大切に日々を過ごし、その次に自分が取り組みたいことを見つけてみてください。
この記事が参考になっていたら幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございました★
Tomomi🌈✨