占星術の大元の考え方を辿ろうとして誰が最初にそういったのか?みたいなことを探ろうとするとたどりつけないのは、1つ目は古すぎるからだろう。
紀元前から占星術の原型はあって、それが現代に伝わるまでに紆余曲折ある。
この「紆余曲折」が2つ目の理由。
紆余曲折の中には、
哲学、宗教、数学、物理学、音楽、、
ありとあらゆる学問を吸収合併しているのよね。
占星術が生きながらえるためには、なるべく正しそうなことを証明する必要があったのではないだろうか。
宗教(キリスト教)が力を持ち、宗教の正しさではなく、学問としての正しさを追求した人々・・
それが学問と共に発展した理由なのだろう。
今の占星術の原典としては、プトレマイオスのテトラビブロスな訳ですが、その前に四元素ならエンペドクレスがいて、その次にアリストテレスの唱えた天動説は神を置いて唱えた。
アリストテレスは「神」を置いた。
この考え方はキリスト教とも相性良く、アリストテレスの考えが正しいものだと唱え、長くキリスト教の時代が続く中で占星術(ジオセントリック)は天動説を支持することになります。
ホロスコープの真ん中は地球を表しています。
「聖書を読んだら哲学がわかった」の本にはこう書かれている。
「聖書には天動説は一つも出てこない、キリスト教はアリストテレスが考えたことを指示していた。」
とある。
聖書を読んだら哲学がわかった キリスト教で解きあかす「西洋哲学」超入門 新品価格 |
→面白いのでぜひ読んでみてね。
今の科学である太陽を中心とした考え方はヘリオセントリックですが、これは地動説です。
時代とともに変化していることを考えると、過去の人々の行いに疑問を抱き、新しいものや古いものを見直しながら吸収し、今に伝わるものが占星術だと考えると、「占いは学問ではない!」とするのはやっぱり違うと思うのよ。
過去の人々の思いが今も繋がっていることを思うと胸アツ。
「過去の人の言葉になんの意味もない」と考える方もいますが、むしろ、過去の人々がいたからこそ、今という土台がある。
それが正しかろうが、間違いっていようが。
私たちの身体にして考えてみたらわかるように、過去の自分の行いが今の自分の身体を作っているように、すべては繋がっている、繋がっていく。
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